『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』のコミュニティ大会「篝火」運営は、一部の大会関係者がアンケートの回答内容を悪意を持って漏洩させ、特定選手への誹謗中傷を行ったことを認めました。
これは、先日プロゲーミングチーム「ムラッシュゲーミング」のプレイヤーが運営するDiscordサーバーにて、特定の選手に対するイジメ行為が行われていたことへの対応を示すものとみられます。チームのオーナーである加藤純一さんはこのイジメ行為に「一部の“大会関係者”が関わっていた」としつつも、具体的な大会名は明かしていませんでしたが、篝火運営側が自ら声明を出した形です。
篝火とは、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』を使用した非公式・非営利のコミュニティ大会でありながら広い支持を得ており、著名プレイヤーの参加や多くの視聴者数を保持するなど、大規模なものとなっています。
篝火運営は今回の件を受けて、2022年11月より関わっていたスタッフ1名を除名処分としました。また、当該のDiscordサーバーに参加していたほか3名の処遇に関しては、発言や投稿の内容を調査中としています。アンケート回答の漏洩についても謝罪し、流出したものは特定の選手及び回答者の個人情報が含まれるものではなかったと説明しています。
篝火は「コミュニティ第一」を理念に掲げて運営するうえで今回の事態は誠に遺憾であるとし、今後は「スタッフに向けた諸注意の実施」と「誹謗中傷が発生しない組織づくり」を徹底する意思を示しています。