テキサス州ラウンドロックで行われた『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の大会「Low Tide City 2023」にて、あるプレイヤーが勝利後、対戦相手に暴言を吐き、その敗北したプレイヤーの母親から批判を受けたことが注目を集めています。
ベスト8を決める戦いでは、チームLuminosity Gamingに所属するMaister選手がsyrup選手をスコア3:2で下し勝利を収めました。しかし試合後、Maister選手はsyrup選手に対してFワードを使った汚い言葉で罵ったのです。一見トラッシュトークのようにも捉えられますが、syrup選手は15歳という年齢です。
これに対し激怒したのは、syrup選手の“母親”でした。Maister選手に対しTwitterで「あなたは品格もスポーツマンシップもない。例え試合に勝ったとしても、敗北者のままだ。私は全ての選手をリスペクトしているが、あなたは最低の中の最低だ」とかなり強い言葉で批判しています。
奇しくもこの大会が行われたのは5月の第2日曜日。そう、母の日だったのです。激怒したsyrup選手の母親のツイートには母の日に関するジョークや賞賛が多く寄せられています。
Maister選手は謝意を表明。syrup選手の年齢が15歳であることを失念していたと釈明し、「発言の内容は本心ではないが、どちらにせよ言うべきではないものであり、申し訳なく思っているし、恥ずかしいと感じている」と謝罪を述べています。
対人スポーツにおいてトラッシュトークは友好的な競争を促進するものでありますが、相手との関係やラインをわきまえないと、嫌がらせ行為になってしまうのです。