「NORTHEPTIONではないBlackWizを俯瞰したかった」チームを離れたワケと、後悔の残る2023年を振り返る【インタビュー】

「NORTHEPTIONではないBlackWizを俯瞰したかった」チームを離れたワケと、後悔の残る2023年を振り返る【インタビュー】

コミュニティ ゲームニュース
「NORTHEPTIONではないBlackWizを俯瞰したかった」チームを離れたワケと、後悔の残る2023年を振り返る【インタビュー】
  • 「NORTHEPTIONではないBlackWizを俯瞰したかった」チームを離れたワケと、後悔の残る2023年を振り返る【インタビュー】
  • 「NORTHEPTIONではないBlackWizを俯瞰したかった」チームを離れたワケと、後悔の残る2023年を振り返る【インタビュー】
  • 「NORTHEPTIONではないBlackWizを俯瞰したかった」チームを離れたワケと、後悔の残る2023年を振り返る【インタビュー】
  • 「NORTHEPTIONではないBlackWizを俯瞰したかった」チームを離れたワケと、後悔の残る2023年を振り返る【インタビュー】

NORTHEPTIONにとって、2023年は激動のシーズンであったようです。国際大会にも出場した2022年メンバーは、Meteor選手やxnfri選手、bailコーチはインターナショナルリーグチームへ移籍。残ったBlackWiz選手とDerialy選手を中心にチームを組み立てるも、Split 1・2共にベスト6という結果に終わりました。

現在Derialy選手はFENNELへ、そしてNORTHEPTION『VALORANT』部門の顔とも言えるBlackWiz選手は新たなチームを探し、現在はスタンドインとしてVARRELに加入。Red Bull Home Ground本戦出場をかけて戦っています。

9月16日-17日に幕張メッセで開催された「RAGE VALORANT 2023」のDay2にはBlackWiz選手も出演。元チームメイトも含む豪華なプロプレイヤーと共にエキシビションマッチに挑んだり、チームブースではファンと交流したりしました。イベント後、BlackWiz選手にインタビューを実施。2023年のNORTHEPTIONに何があったのか、チームを離れる理由などを伺いました。

――イベントお疲れ様でした。「RAGE VALORANT 2023」はいかがでしたか?

BlackWiz:今年はオフライン大会にも出ることができず、有観客の大きなイベントがほぼありませんでした。緊張もありつつ、やっぱり直接ファンやリスナーに会うことができて、幸せな時間でしたね。

――最後の試合はコーチとしてsomething(smth)選手なども見ていましたね。

BlackWiz:smthはやっぱり強いですね。でも5人の画面を一気に見ていたので「コーチってこんな感じなんだ!」と思いました。集中してひとつだけ見ていると別の場所で何か起こっていたりするので、新鮮な体験でしたね。

――コーチ視点で体験することはなかなかないですもんね。

BlackWiz:プレイヤーにはDerialyとxnfriもいて、bailさん(※昨年までのNORTHEPTIONコーチ)の気持ちになっていましたね(笑)

◆ブートキャンプの長さに比例して発生する、去年とは違う問題

――2023年のシーズンを終えて、改めてどう感じていますか?

BlackWiz:負けた状態で何を言っても言い訳にしかなりませんが、今年は本当に悔しい一年でした。本当に悔しい思いをしました。メンバーに関して言うと、去年と同等、もしくは去年を超えるレベルのポテンシャルを持っていたと思います。でも結果はついてきませんでした。練習や共同生活が合わなくて、去年とは違う難しさがたくさんありました。

――昨年は共同生活をこなす毎に強くなっていく姿が印象的でした。

BlackWiz:そうですね。ブートキャンプをしたおかげで勝てましたし、思い出にもなりました。もっと早くからブートキャンプできていればもっと良いチームになっていたとすら思っていました。

――今年はそうはいかなかったと。

BlackWiz:今年はブートキャンプの期間が長かったので、より良いものになるはずでした。でも時間が長くなるほどに新しい問題が出てきました。

◆ポテンシャルを出す段階すら行けていなかった

――個人的なパフォーマンスについてはどう振り返りますか?

BlackWiz:プレイスタイルなど、個人としてはだいぶ良かったですね。去年抱えていた問題をクリアできた部分もあって、進化できたと思います。

――今年のメンバーのポテンシャルとしては、何%まで出ていたと思いますか?

BlackWiz:そうですね……。いろいろな問題があったので……。

――そもそもポテンシャルを出すところまでいけていなかった?

BlackWiz:そうなんですよ。Split 1と2では失敗した内容も全く違うもので、不安を抱えた状態でプレイしていましたね。あまり深くお話しすることはできませんが、今年の負け方は納得がいかないものでした。

◆“NORTHEPTION”ではないBlackWizへ

――いろいろな事情があったんですね。そして現在はLFTということで、どのようなきっかけや経緯があったんでしょうか。

BlackWiz:すっごく迷いがありました。自分が周りからどう見られているか考えたとき「NORTHEPTIONのBlackWiz」として応援してくれている人が大半だと思っていたんです。チームから離れることで自分の価値もなくなっちゃうような気もしていました。もちろんオーナーも含めチームが大好きなので、どうにかしてチームを大きくできないか考えていたりもしていました。

――たしかに、Wizさんは「NORTHEPTION」に強くこだわっている印象でした。

BlackWiz:あとは、チームに対して「イベントやりたい」や「グッズ出して欲しい」などの提案をしても、なかなか実現が難しく、先延ばしになっていました。僕としてはそれも悔しいことのひとつです。ファンの人に喜んで欲しい、体験を一緒にしたいという思いから配信などもやっているので、この考えにチームがついてこれていないのは、僕の価値を100%出すことができないと思うんです。

あとは、NORTHEPTIONから離れた自分の評価を俯瞰で見てみたいという気持ちもありました。また、配信で自分がチームを離れる考えを話したときにファンの方が「NORTHEPTIONだから応援しているんじゃなくて、BlackWizだから応援してる」と言ってくれたんです。そこで一旦、チームの外に出る決心をしました。

――そして今はVARRELにスタンドインで加入していますが、11月のRed Bull Home Ground以降はまた別のチームを探すんでしょうか。

BlackWiz:今はいわゆる“助っ人”みたいな感じで参加させていただいてます。結果次第ではまたチームを探し直さなきゃいけないので、そうならないようにとは思っています(笑)

――2024年の目標はどう考えていますか?

BlackWiz:今年は本当に悔しい思いをしました。勉強の年だったと信じて、来年はその二の舞にならないよう、日本一を取れるチームを自分の手で作り、アセンションに行きたいと思います。

――最後にファンへメッセージをいただけますか?

BlackWiz:いつも僕のインタビューを読んでくれている方、ありがとうございます。これからどこにいくかわかりませんが、応援してくれると嬉しいです。よろしくお願いします。

――ありがとうございました。Wizさんにピッタリのチームが見つかることを祈っています。


2023年のNORTHEPTIONでは、表では語れないたくさんの苦労があり、悔しい一年になってしまったようです。VARRELでの活躍を期待すると共に「日本一を取れるチーム」が見つかることを祈るばかりです。

《system》
RUGs公式Discordサーバー開設!
参加はこちらから!

編集部おすすめの記事

特集

コミュニティ アクセスランキング

  1. tttcheekytttさん、わずか約8時間でプレデター1位に到達!Genburtenも思わず「insane!」のひとこと

    tttcheekytttさん、わずか約8時間でプレデター1位に到達!Genburtenも思わず「insane!」のひとこと

  2. 『ウマ娘』にも出演、声優・嶺内ともみさんが今年いっぱいで声優業を廃業へ―「アイネスフウジン」「UMP45」などを担当

    『ウマ娘』にも出演、声優・嶺内ともみさんが今年いっぱいで声優業を廃業へ―「アイネスフウジン」「UMP45」などを担当

  3. 『ゼルダの伝説 BotW』100%クリアRTA、16時間切りの領域へ突入。「アイテム999個増殖バグ」がもたらした革命とは

    『ゼルダの伝説 BotW』100%クリアRTA、16時間切りの領域へ突入。「アイテム999個増殖バグ」がもたらした革命とは

  4. StylishNoobこと関優太が配信で近況を報告…妻の病気や「思ったより早く配信できそう」など明かす

  5. 『バイオハザード RE:4』モデルとなったコスプレイヤーが実況プレイを投稿―アシュリーがアシュリーを撃ち抜く

  6. ホロライブが異例の謝罪をした「沙花叉クロヱ 生誕記念配信」本人が配信で補足説明―新スタジオでの新たな挑戦にトラブルはつきもの

  7. 新種のゴキブリ、『ポケモン』にちなんだ名前がつけられる―昆虫学者「私もポケモンファン」

  8. 低評価殺到のセクシーパズル『Mirror 2: Project X』開発元が倒産発表―『ノヴァステラ島物語』『DancingSim』は返金対応へ

  9. 「ちいかわ」作者が『ポケカ』のバオッキーを描く!新パック「VSTARユニバース」でイラストを担当

  10. Hey! Say! JUMP山田涼介さんが『Apex Legends』最高ランク“プレデター”に到達!14時間に渡る死闘の末、ジャニーズ初の偉業を成す

アクセスランキングをもっと見る

page top