9月15日から10月8日にかけて、中国・浙江省杭州市にて第19回アジア競技大会が開催中。韓国選手にとっては兵役免除をかけた戦いでもあり、それは『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』種目のプレイヤー“Faker”選手にとっても同じです。
◆金メダル獲得で約18ヶ月の兵役が免除
韓国では原則として全ての男性におよそ18ヶ月の兵役が義務づけられており、アジア版オリンピックとも呼ばれるアジア競技大会では、金メダルを獲得することで兵役が免除されるのです。過去にはサッカーで金メダルを獲得したソン・フンミン選手などが部分的に兵役免除となった例もあります。
そして、今回の第19回アジア競技大会では「eスポーツ」が競技として正式に認められ、『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』や『PUBG Mobile』などが種目として名を連ねています。
つまりレジェンドプレイヤーとして知られるFaker選手を含む韓国代表が兵役を免除される可能性があり、強豪チームがひしめく韓国の精鋭が集まった代表チームであればそれは現実的です。
なお、Faker選手含む韓国代表はグループステージで快勝をみせ、プレイオフへの進出を決定させています。
◆海外メディアではBTSが引き合いに出されていると報道
この兵役免除を巡って、韓国国内では「BTSでも免除されなかった」という話題が再燃している模様。BTSは世界的な人気を集める男性アイドルグループですが、一部メンバーは兵役に就いています。
海外メディアの報道によれば、「BTSなどの人気アーティストと比較して、eスポーツがどれほどの経済効果をもたらすのか」といった意見や「批判は韓国政府で向けるべきである」といった声がみられるとのこと。
2018年の前大会では、デモンストレーション競技として『LoL』種目に出場した韓国。決勝まで勝ち進むものの、中国に敗れ準優勝という結果に終わりました。今回はどのような結果となるのか、日本から観戦することができるかは定かではありませんが、注目が集まります。