『Apex Legends』の競技シーンから、NRG EsportsやAcendが撤退を発表しました。同作を手掛けるElectronic Arts(EA)やRespawn Entertainmentからのサポートの少なさへ、批判が渦巻いています。決して初めてのことではありません。
◆サポートの不足や“発展途上”であることが原因
NRG Esportsが『Apex Legends』からの撤退を発表したのは9月16日。チームのCGO(チーフゲーミングオフィサー)であるJaime Cohenca氏は自身のX(旧Twitter)にて「EAやRespawnがチームをサポートすることに十分な努力をしていないこともあり、撤退という厳しい決断を下すことになった」と投稿しています。
また、翌17日にはACEND CLUBも撤退を発表。声明ではファンへの感謝と共に「eスポーツとしてまだ発展途上であり、例え勝利を収めたとしてもチームとして『Apex Legends』から価値を生み出すことは難しい」と、痛烈な批判が述べられています。なお、今後再び参入する可能性もあるとのことです。
◆これまでも多くのチームが撤退。ファンはサポートを求める
これまでも、Team Liquid、G2 Esports、Cloud9などの名門チームが『Apex Legends』から撤退しています。海外掲示板RedditではEAやRespawnに対する批判が多く寄せられ、収益分配プログラムの必要性や、よりゲームを長期的に楽しむことができるような施策が語られています。
There goes another one.
byu/xeroxpickles inCompetitiveApex
今年5月には、ゲーム内アイテムの販売によるeスポーツの収益分配に関する交渉をEA側が打ち切ったとの報道もあり、今後どのような展開を迎えるのか、パブリッシャーが競技シーンを支えていく意思を示すのか注目が集まります。