超至近距離での観戦もできる“ゲームコミュニティイベント”が異彩を放つ!インテルブースで行われた「AMORIS CUP」レポ【TGS2023】

『VALORANT』コミュニティイベント「AMORIS CUP」が開催されました!

特集 イベントレポート
超至近距離での観戦もできる“ゲームコミュニティイベント”が異彩を放つ!インテルブースで行われた「AMORIS CUP」レポ【TGS2023】
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東京ゲームショウ2023(以下、TGS2023)」の「インテル」ブースには「エコシステムパートナーブースエリア」と「コミュニティエリア」が展開されています。前者ではインテルのエコシステムパートナー各社がインテル製品を搭載したPCを展示し、複数台で様々なゲームが試遊できます。一方「コミュニティエリア」では配信ブースとコミュニティ対戦エリアが設置され、各種イベントが開催されていました。

本稿ではそんな「コミュニティエリア」で開催されるイベントのひとつ、「AMORIS CUP in TokyoGameShow2023(以下、AMORIS CUP)」の模様をお届け!なんと今回の「AMORIS CUP」はeスポーツチーム「AMORIS」が能動的に応募して、インテルブースで開催されることになった大会のひとつです。

ゲームタイトルは『VALORANT』と人気作ですが、『VALORANT』だからこそ開催に至ったわけではないのが“コミュニティイベント”の面白いところ。この前提を踏まえてチェックすると、さらに面白く感じられるかもしれません!

「AMORIS VEGA」vs「TeamDuration」では熱戦が展開! 一般参加者も交えた「コミュニティイベント」が繰り広げられる

「AMORIS CUP」では『VALORANT』で活躍するeスポーツチーム「AMORIS VEGA」と「TeamDuration」の対戦が行われました。コメントを求められた「AMORIS VEGA」のさわだほたる選手は、初となるオフラインイベントで緊張していると述べました。実際にインテルブースの位置はTGS2023の入場口付近、さらに開場時間すぐの開催とあってオフイベとしての密度はかなりのものなはず……。一方「TeamDuration」のsaruyama選手は勢いのある「AMORIS VEGA」を倒すと意気込みを口にしました。

両チームは以前も戦ったことがあるとのこと。TGS2023という場でのオフラインでの対戦とあってさらに熱が入りそうです。はじめのステージはアセント。「AMORIS VEGA」ディフェンダー、「TeamDuration」がアタッカーではじまった本試合はまず「AMORIS VEGA」が守り切って一戦を獲得します。続く2戦目で「TeamDuration」が優勢に立つも、なんとえむけ選手が4人抜きをはたしての逆転勝利!

初動から勢いに乗った「AMORIS VEGA」が連勝を重ね、5勝となります。しかし「TeamDuration」がここで1勝、5-1になります。ただし「AMORIS VEGA」の優勢は止まらず、攻守交替は9-3で迎えることになりました。そしてその後、10-3の状況下でえむけ選手がまさかのクアドラキル! 同選手のみで20キルを超え、そのままマッチポイントを迎えました。「TeamDuration」は意地の応戦で勝利を詰み、12-4に持ち込みましたが1試合目は「AMORIS VEGA」! 「TeamDuration」のsaruyama選手も「えむけ選手が強かった」とコメントしました。

そして本イベントはMCや実況、そしてゲーム映像こそ「配信ブース」で行われるもののと選手たちは「コミュニティ対戦エリア」にてゲームをプレイ。えむけ選手を始めとした腕利きたちのプレイを真後ろからも観ることが可能でした。これは観戦側にはなかなか嬉しいところ。一戦で戦う選手たちがどの様なプレイをしているか、実際に観ることができます。

続く2試合目のステージはブリーズ、「AMORIS VEGA」ディフェンダー「TeamDuration」アタッカーで始まります。すると今度は「TeamDuration」が押しに押します。先ほどとは打って変わって、5連勝まで勝ち星を積みました。しかしここで「AMORIS VEGA」が1-5にもちこみ、先ほど5-1の展開となったアセントとはまさしく逆の展開になりました。そのまま「TeamDuration」が1-7まで差を広げます。

しかしここで意地を見せた「AMORIS VEGA」、2-7に持ち込んでから勢いをつけてきます。CLUTCHなどの熱戦などは数あれど、猛烈な追い上げを見せ7-7まで復帰しました。「ラウンドとしてはイーブンではありますが!」という解説がまさしくその通り、12-9のマッチポイントから13-9へ……「AMORIS VEGA」が逆転勝利を収めました!

「TeamDuration」saruyama選手は開口一番「負けてしまいました!」と爽やかにコメントを残します。「これからもっと練習して勝てるようにしていきます」と続け、「AMORIS VEGA」メンバーと握手をしていきました。

続いて行われたのは「AMORIS VEGA」選手と事前に募集した一般参加者5人を混ぜての混合マッチです。こちらは打って変わって、真面目ではありつつも穏やかな印象でマッチが進行していきました。「AMORIS VEGA」メンバーが強いのはもちろんですが、一般参加の選手たちも『VALORANT』プレイヤーであることを見せつけるかのような実力です! しっかりとキルを取りつつも和気あいあいとした雰囲気で幕を閉じました。

最後にコメントを求められた「AMORIS VEGA」メンバーらも、始めは緊張していたけれど徐々にそれが解けたとコメントしていきます。始めは“TGS2023の入り口付近で開催されているイベント”としてのプレッシャーがあったはずですが、「AMORIS CUP」が終わるころにはまちがいなく“『VALORANT』コミュニティのイベント”に変わったといえるでしょう。

「AMORIS CUP」が気になった方は、ぜひ配信動画からそのすべてをご確認ください!

『VALORANT』だけじゃない! 「コミュニティエリア」の内容は“コミュニティの意欲”次第!?

冒頭に書いた通り、今回開催されたイベントは“団体が応募したから実現”したもの。TGS2023では他にもコミュニティ「Street Crossover」による『ストリートファイター 6』イベントが24日に行われ、『VALORANT』では他にも「遊VALO」が23日、「EYEC」が24日にそれぞれイベントを展開します。

ゲーマーならわかると思いますが、ゲームコミュニティといっても遊ぶタイトルが違えばお互いの距離は遠く、“自分の遊んでいるゲームは知っているけどそれ以外になるとちょっと疎い”というような自体もしばしば。多くのタイトルを紹介する仕事の「ゲームライター」である筆者は、各イベントの盛り上がりを知ると同時に、これらの“一回観てみると面白い”ようなイベント、コミュニティが時にゲーマーにすら知られていないことをもったいなく感じたりもします。

今回レポをさせてもらった「AMORIS CUP」は舞台上のみで完結せず、混合チームはもちろんふらりと寄った来場者もプレイヤーの後ろに立ってプレイを見ることができるという、まさに「来場者参加型」と言えます。インテルがTGS2023という世界中からゲーマーが集まる場で開催した“垣根のないゲームイベント”は、まさしく自分のコミュニティを発進できる場所となったはずです。

「PCの面白さ」の定義は年々拡大して、一言では表せないほどになっているでしょう。それに比例してゲーム、PCユーザーのプレイスタイル、在り方は多様化の道を辿っています。そんな中では「自分が仲間たちと楽しんでいる姿」を開放的に発信していくことが重要なのではないのかと思わせてくれるイベントになりました。

《高村 響》
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多義的に面白いことが好きです 高村 響

兵庫県生まれ。子供の頃からゲームを初めとしたサブカル全般にハマっていたものの、なぜか大学にて文学研究で博士課程まで進むことに。本が好きで、でも憎い。純文学を中心とした関係性の中で生きていたが、思うところあってゲームライターに転向。その結果、研究のさなかゲームをしまくっていたことが恩師にバレつつある。 読んでくださっている皆様、どうぞよろしくお願いします。

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