世界各地域から12チームが集まる『VALORANT』の世界大会「VCT2023 Masters TOKYO」。そのDAY6にて、Pacific1位「Paper Rex(PRX)」がPacific2位の「DRX」と対戦しました。本試合、特に話題を集めたのは、今年3月に加入してPacific MVPにも輝いた「something」選手がビザ問題により出場できなかったことでしょう。
そんななかでPRXは、1stマップ:スプリットでf0rsakeN選手がジェットを起用して13-10で勝利、続く2ndマップ:バインドでは以前のレイナ構成からゲッコー構成へと変更を行い、13-10で勝利します。そこで今回は試合直後に「f0rsakeN」選手へ、something選手が不在の中でどのように試合に挑んだのか話を伺いました。
◆smthは合流できるかもしれないけど、相当遅くなる
――試合お疲れ様でした。本日の試合を振り返っていかがでしたか?
f0rsakeN:全体的にはよかったね。2-0できたし。正直、CigaretteS(Cgrs)入りで勝てたのが信じられないんだけどね。
――something選手がいないこともあり、以前使用していたジェットを1stマップでは使用していましたが久しぶりのジェットはどうでしたか?
f0rsakeN:違うロールに慣れるのは簡単じゃないけど、自信はあるし苦じゃなかったよ。
――2ndマップ:バインドの第11ラウンドでは味方のd4v41選手から不意に撃たれていましたね(笑)
f0rsakeN:びっくりしたよ、敵に撃たれたかと思ったからね(笑)。でも試合を楽しめてよかったよ。
――現在、something選手がビザ問題で来日できていませんが、今大会中に合流できそうですか?
f0rsakeN:合流できるかもしれないけど、相当遅くなるだろうね。Alecksのほうが状況を把握していると思うよ。
――同選手が来日できないことが判明して数週間経ちましたが、その間の練習は上手くいきましたか?
f0rsakeN:今のところうまくいっているよ。たくさんのチームと対戦して、勝ったり負けたりさ。
◆チームのIGLは誰が担っている?
――IGLを担当していたBenkai選手がベンチ入りしたことで、誰がIGLを担っているのか気になっています。先ほどのプレスカンファレンスではCgrs選手とおっしゃっていましたが……。
f0rsakeN:あれは嘘(笑)。今のPRXはみんながIGLで、固定のIGLはおらず、みんながコールしているんだ。マップによるけど、戦術は僕が決めることが多いね。
――話は変わりますが、「forsaken」というとゲームタイトルから元プロ選手の名前と様々です。名前の由来はなんですか?
f0rsakeN:実を言うと名前を考えたのは僕の友達なんだ。僕が子供の頃、名前が考え付かなくてつけてもらった名前さ。
――本日の試合、会場は大盛り上がりでした。日本のファンの反応はいかがですか?
f0rsakeN:日本の観客はいつも盛り上がってくれるね。いつもたくさんの人が両チームを応援してくれているし、楽しんでくれている。
「VCT2023 Masters TOKYO」もついにPLAYOFFSが開幕。6月19日(月)に行われる次戦の相手は、EMEA2位の「FNATIC」です。something選手が不在のなかで、どこまで勝ち上がることができるのか、また同選手の合流は間に合うのか、引き続き注目が集まります。