プロゲーミングチーム「NSD GAMING」は、所属メンバーが過去に行った問題行為に対する処分について、コミュニティの批判を受けてより重いものへ変更を行っています。
NSD GAMINGは『Apex Legends』のチームであり、2023年末に行われたプレシーズン予選を経て、1月21日(日)から開始する「Apex Legends Global Series(以下、ALGS)Year 4」への出場権を獲得しました。
1月17日(水)にチームは、所属するあくしす選手、ねふどーる選手について、規約違反行為について調査を行った結果、ランクの代行行為を行っていた事実が確認したとのこと。なお、ランク代行とは他者のアカウントを一時的に使用し、本人にかわってランクマッチにおけるランクを高いものへ上げるものであり、『Apex Legends』の利用規約に反する行為です。
これについてチームは、プロ選手として活動する以前の事案であり、関与していた期間や行為が限定的であることから、今後同様の規約違反行為が再発するおそれはないとし、契約解除事由には該当しないと判断。厳重注意と6ヶ月間の給与20%カットに処すと発表しました。
ところが、翌18日にこの処分について「軽いというご指摘が多く、多数のご連絡も頂いたため」と処分の見直しを実施。厳重注意と6ヶ月間50%カット、当チームが出場する全ての大会においての賞金の賞与を6ヶ月間100%カットと、より重いものへ変更しました。1月21日(日)から開幕するALGSについては、ALGS運営へ報告しており、出場可否を確認中としています。
また、チームはスポンサー契約を結ぶ全ての企業に対し、今回の件を受けてスポンサー料を全額返金すると表明しています。