アメリカ・ロサンゼルスで開催中の『VALORANT』の年間王者を決める国際大会「VALORANT Champions 2023」。そちらへ出場中の日本チーム・ZETA DIVISIONは初戦の対戦相手であるFNATICにマップスコア0-2で敗北。2大会連続優勝を飾っている同チームに強さを見せつけられました。
1stマップ:フラクチャーではFNATICがフェイドをソーヴァに変更。2ndマップ:ヘイヴンではZETAがチェンバー・キルジョイを同時採用するなど、お互いに新しいエージェント構成を見せた本試合でしたが、FNATICが完璧なセットプレイと戦術でZETAを翻弄した形になります。
そこで本稿では、初陣となったFNATIC戦を終えた直後のZETA DIVISION・TENNN選手に実施したインタビューの模様をお届けします。
■「世界一のチーム」を感じた
――まずは試合お疲れ様でした。FNATICとの対戦はどうでしたか?
TENNN:強すぎましたね。やっぱり「世界一のチーム」って感じがしました。
――フラクチャーではFNATICがソーヴァをピックしていましたね。
TENNN:以前にFNATICが使っていたのはフェイドでした。役割自体はそこまで変わらないので味変かなと思っています。想定はしてなかったですね。
――リコンが普段では見られないような場所に飛んできていましたね。
TENNN:そうですね(笑)
――FNATICへ対する対策はどんなものを用意されていましたか?
TENNN:FNATICはワンピック取った人数有利のときの対応が上手いので、場所をホールドして詰めてくるところを狩られるような動きには、特に注意しようと思っていました。
――FNATICの強さはどんなところにありましたか?
TENNN:全員が強いんですよ。でも今日はAlfajer選手がズバ抜けて強かったです。あとスキル合わせがめちゃくちゃ上手くて崩されましたね。
――逆に、想定よりも上手くいったところはありますか?
TENNN:「2マップあわせてとりあえず10本は取ろう」という話はしていたので、一応ミッションは達成してます。
■次戦の相手・NRGへの印象は?
――なるほど。目標は達成しているんですね。ところで、ひとつ前に行われていた同じCグループのNRGとBLG(Bilibili Gaming)の試合に関して。BLGが勝つことは想像していましたか?
TENNN:うーん……まぁ、ほぼNRGかなとは思ってましたね。
――次の対戦相手となるNRGへの印象はいかがですか?
TENNN:僕たちの構成は、試合の中で対応するのが難しいところがあると思います。そのままゴリ押しで、レイズパワーで潰したいと思います!
――LAと日本では時差が16時間もあります。時差ボケなどは大丈夫ですか?
TENNN:大会当日は大丈夫でした。でもこっちに着いたばかりの練習時は大変でしたね。
――実は私もかなり苦労してるんですが…、どうやって治していますか?
TENNN:とにかく起きることですね。僕は配信などをして、起きていなきゃいけない状況を作っています。
――なるほど...…やっぱり起きていることなんですね。では最後にNRG戦への意気込みをお願いします。
TENNN:約1年半ぶりの試合相手ですが、今回こそは勝ちたいと思っています!
――ありがとうございました。NRG戦も楽しみにしています!
敗北後のインタビューではありましたが、TENNN選手自身からは「次勝とう」という前向きな姿勢が垣間見えました。世界王者FNATICとの対戦で糧となったものは多く、次戦にも期待がかかります。
NRGとの対戦は8月12日午前7時(日本時間)から開幕です。負ければ敗退の大事な一戦。「#ZETAWIN」で惜しみない声援を送りましょう!