タレットバグで前代未聞の試合やり直し、FNATIC「Boaster」痛恨ハーフアーマー、日本配信に外国人集結など―『VALORANT』世界大会「Champions」Day13がカオスすぎた

激アツな試合展開はもちろんですが、たった二試合の配信で多くの出来事が起こりました。

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タレットバグで前代未聞の試合やり直し、FNATIC「Boaster」痛恨ハーフアーマー、日本配信に外国人集結など―『VALORANT』世界大会「Champions」Day13がカオスすぎた
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トルコ・イスタンブールにて開催中の『VALORANT』競技シーンにおける年間王者を決める国際大会「VALORANT Champions 2022」。そのDay13は混沌とした内容になり、それぞれがトレンドに上がるなど注目を集めています。

「FNATIC」Boaster選手、痛恨のOTハーフアーマー

Day13のMatch1は、EMEA「FNATIC」と、韓国「DRX」の一戦でした。FNATICでIGL(インゲームリーダー・司令塔)を務めるBoaster選手は、入場パフォーマンスやユニークなキャラクター性で話題を集め、過去にはZETA DIVISIONのLaz選手との対談動画が投稿されるなど、チームの中でも特に日本からの人気が高い選手です。

そんなBoaster選手ですが、この試合で注目を集めたのは、2ndマップ:アセントのオーバータイムでの一幕。『VALORANT』はラウンドの勝敗やキル数に応じて次のラウンドでクレジットを得て武器やシールドを購入するというシステムです。ただし、ラウンドスコア12-12以降のオーバータイムではそれがリセットされ、オーバータイムのすべてのラウンドでは、すべてのプレイヤーが5000クレジットを持った状態で開始します。これにより、ライフル(ヴァンダル・ファントム)とヘヴィシールド、アビリティーを購入することができます。

クレジットが潤沢なオーバータイムであるにも関わらず、Boaster選手はライトシールドを購入していたのです。

FNATICは過去にライトアーマーを購入し続けることでクレジットを節約し、ライフルを購入しやすくするといった戦略を採っているとコミュニティではささやかれていました。今回はそれが影響したか定かではありませんが、結果的にBoaster選手は本来150HPで勝負できるチャンスを逃してしまうという結果に。

2ndマップ:アセントでは、14-12でDRXが勝利、続く3rdマップ:フラクチャーも13-9でDRXが取得し、マップスコア2-1でDRXが勝利、FNATICはChampionsを去ることになりました。

Boaster選手は試合後、自身のツイッターで「やっちまった」という表情のgif画像と共に、ストレスの多いステージでIGLをする難しさに触れています。極限状態でプレイをするプロプレイヤーでもミスはつきもの。特にIGLはチームの方向性を決定するという、大きな負担のかかる立場にあります。チームの中でどのようなコミュニケーションがあったか定かではありませんが、試合を観る限りはライトアーマーが明確に影響したとは思えない内容だったことは不幸中の幸いとも言えるかもしれません。

英語配信がストップ?日本配信のコメント欄が英語で溢れる

Match2では、EMEA「FunPlus Phoenix」とNA「XSET」の試合が行われました。その1stマップ:パールの前半では、メインストリームである英語配信がラグで視聴が難しい状態に陥りました。この影響により、英語放送を見ていた視聴者の一部が“避難所”として日本配信へ移動してくるという珍事が見られました。

キャスターの岸大河さんも「コンニチハ!」と声をかけるなど反応を示し、コメント欄では英語による投稿も見られました。日本の視聴者と見られるユーザーも英語で返答したり、海外のスラングを投稿したりと、一時的にとてもグローバルなコメント欄となりました。Stage1 MastersではZETA DIVISIONの大躍進に興奮するキャスターの実況が国外でも話題を集めるなど、日本は『VALORANT』コミュニティが熱い地域として世界に認知されているため、避難所として日本配信を選んだ海外ユーザーもいたかもしれません。

タレットバグにより前代未聞のロールバック

そして、Day13で起こった最大の出来事は、Match2:FPXvsXSETの3rdマップ:アセントのラウンド24がやり直しになったことです。FPXが12ラウンド、マッチポイント取得し、XSETがあと1ラウンドでオーバータイムへ持っていけるという緊張のラウンドで事件は起きました。

状況はFPXが2人、XSETが3人生き残り、XSETはAサイトへ設置を完了させ、FPXが人数不利のなかで解除へ向けてリテイクをしかけるというシチュエーション。FPXはショート側から2人でリテイクを仕掛け、ANGE1選手(FPX)はドアからサイト内へジャンプピーク。この時にAYRIN選手(XSET)が設置したタレットが一瞬だけ反応しました。問題となったのはこのタレットの挙動です。

サイト内へジャンプピークしたANGE1選手に向け、タレットはショート側へ一瞬だけ反応を示したものの、その後はタレットの正面(=ヘヴン側)を射撃したのです。これを見たdephh選手(XSET)は当然ヘヴンに敵がいるものと思いヘヴンを警戒しました。しかし実際にはFPXの残った2人はショート側からのみのリテイクであり、結果的にFPXが人数差を覆して勝利。

簡単にいうと、敵のいない方向にタレットが反応したことによって、XSETが不必要な警戒を強いられ、FPXに敗北してしまったというわけです。これにより、FPXはオーバータイム一歩手前の13-11で勝利をつかみ、配信も終了。ところが配信終了からまもなく、このキルジョイのタレットの挙動はバグであったとし、ラウンド24をやり直すことが発表されました。

日本配信も別枠で「Day13-2」として配信が再開。キャスターの岸大河さんと、yukishiroさんが再び登場しました。

クレジットやアルティメットポイントの取得数などをそのままに、ラウンド24からスタート。FPXがクレジット的にも有利でしたが、まさかのXSETがラウンドを取得。試合はオーバータイムへもつれ込むという、別の世界線へ移動。その後もZyppan選手やzekken選手の凄まじいクラッチを見せ、接戦が続きましたが、ラウンドスコア14-16でFPXが勝利。ラウンドスコアは変わったものの、FPXが試合に勝利するという結果は変わりませんでした。

なお、やり直しの配信が開始した時点で、現地(トルコ・イスタンブール)は午前2時であり、まさに極限状態。そんな中でオーバータイムを戦い抜き、スーパープレイを見せた選手たちに称賛が送られました。

この試合のやり直しについて、XSETコーチは、XSET側から再戦の申し出は行っておらず、100%ライアットゲームズの主導によるものであったと語っています。

キルジョイのタレットがこのように、一瞬だけ敵プレイヤーに反応を示してから正面を向く挙動は実装時から見られるものであり、SNSでは「仕様だと思ってた」という声も散見されます。また、今回のように公式大会での不具合は過去にも例があり、ヴァイパーのポイズンクラウドが解除される間に、ポイズンクラウドの範囲内のガイディングライトが炸裂しても正常にフラッシュが発動しないといったことも起きています。

ゲームに不具合はつきものであり、デベロッパーは可能な限り努力をしても、完全に削除することは難しいものです。起こってしまった時にどのような措置を取ることが正解なのか、コミュニティ全体で議論していく必要があるかもしれません。

《Okano》
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東京在住ゲームメディアライター。プレイレポート・レビュー・コラム・イベント取材・インタビューなどを中心に、コンソールゲーム・PCゲーム・eスポーツについて書きます。好きなモノは『MGS2』と『BF3』と「Official髭男dism」。嫌いなものは湿気とマッチングアプリ。

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