プロゲーミングチーム「NORTHEPTION」の『VALORANT』部門に所属するMeteor選手と、bailコーチが、韓国チーム「Gen.G Esports」へ移籍することを発表。2023年はPACIFICリーグで世界と戦います。
NORTHEPTIONは、2022年の『VALORANT』国内競技シーンにおいてトップを走り続けました。VCT 2022 Japan Stage 2 Challengersでは、世界3位の「ZETA DIVISION」を打ち倒し、国際大会「Masters Copenhagen」へ出場。グループステージ突破とはいかずとも初の国際大会で一勝を勝ち取り、「Champions」への最終予選「East Asia Last Chance Qualifier」でも善戦を見せました。
なかでもMeteor選手はデュエリストとして確実に敵を仕留めるスーパーショットを連発し、チームを勢いづかせる存在として活躍を見せ、エコラウンドで見せるマーシャルは多くの視聴者の印象に残りました。
NORTHEPTIONは、2023年に新設されるインターナショナルリーグへの出場は叶わず、Meteor選手・bailコーチはFAを表明、新たなチームを探し、Gen.G Esportsへ加入した形です。
Meteor選手は、NORTHEPTIONメンバーの名前を挙げて感謝を述べつつ、チームを離れることは哀しいけれど、さらなる高みを目指し戦っていくと語り、“NORTHEPTIONのMeteor”として最後のツイートを投稿しています。
bailコーチも韓国語で感謝のツイートを投稿。チームのリーダーであるBlackWiz選手のやり取りでは親子のような信頼関係が伺え、とても絆が深いチームであったことが伺えます。
BlackWiz選手も新天地での活躍にエールを送り、自身もインターナショナルリーグ昇格へ向けて追いつくという決意を投稿しています。
日本の競技シーンに強烈な印象を残したNORTHEPTIONは、現在新たなメンバーを募集しています。
そして、Gen.G EsportsはMeteor選手を含むロースターを発表。日本チーム「REIGNITE」での活躍が印象的なeKo選手のほか、過去には「Crazy Raccoon」「ENTER FORCE.36」、直近のLCQでは「REJECT」として日本でも馴染み深いiNTRO選手もみられます。
日本リージョンで活躍を見せていた韓国人プレイヤーが韓国チームへ移籍し、世界での躍進に期待がかかっています。日本から「ZETA DIVISION」と「DetonatioN Gaming」がインターナショナルリーグへ出場しますが、未だロースターが発表されていない「DetonatioN Gaming」がどのようなロースターを組むのか、世界で通用するのか、いずれにせよ、日本リージョンにとって2023年の『VALORANT』競技シーンがどうなっていくのか、見守っていきましょう。