『オーバーウォッチ』リーグコミュニティ、まだ終わっていないのに思い出を振り返り始める...ゲームへのエンゲージメントも減少傾向に

リーグは存続の危機に瀕しています。

e-Sports ニュース
『オーバーウォッチ』リーグコミュニティ、まだ終わっていないのに思い出を振り返り始める...ゲームへのエンゲージメントも減少傾向に
  • 『オーバーウォッチ』リーグコミュニティ、まだ終わっていないのに思い出を振り返り始める...ゲームへのエンゲージメントも減少傾向に
  • 『オーバーウォッチ』リーグコミュニティ、まだ終わっていないのに思い出を振り返り始める...ゲームへのエンゲージメントも減少傾向に
  • 『オーバーウォッチ』リーグコミュニティ、まだ終わっていないのに思い出を振り返り始める...ゲームへのエンゲージメントも減少傾向に

Activision Blizzardは、2023年第2四半期(4月~6月)の財務報告書を通じて、『オーバーウォッチ』シリーズの競技シーンである「オーバーウォッチリーグ(以下、OWL)」が抱える問題について言及しました。

◆従業員解雇とOWL存続の危機

財務報告書では、OWLからの総収益は同社の純収益の1%にも満たないことが明かされ、現在のOWLシーズンの終わりには、新たな運営契約に対しチームが投票を行い、新たな運営契約に同意しないチームには600万ドルの契約解除料が支払われるとしています。今後OWLが形を変えて存続されることはあれど、現在のフォーマットが継続される見込みは薄いとみられます。

また、同社がeスポーツ部門の従業員50人を解雇。これは部門にとって大きな影響を与えるとのこと。これらの報道を受けて、既にOWLコミュニティは「過去を振り返る」フェーズに入っているようです。

OWLが開幕した2017年から2年にわたってキャスターを務めたDoA氏は、2019年以降、運営上層部の不手際によって事態が傾いたと批判。現在のOWLがなくなることで、同作における競技シーンがよりよいものに刷新されると言葉を綴っています。

また、元プレイヤーで現解説のReinforce氏はこれまでの7年間のキャリアを振り返っているほか、Custa氏は「OWLが私に全てを与えてくれた」とまで語っています。

◆『オーバーウォッチ2』自体も収益減少

一方、競技シーンの根幹ともいえる『オーバーウォッチ2』自体も問題を抱えているようです。財務報告書によると、『オーバーウォッチ2』へのエンゲージメントは減少し、プレイヤーの投資(つまるところ課金)も少なくなっていると報告されています。

『オーバーウォッチ2』はSteam版が8月11日にリリースされるほか、次のシーズンでは有料コンテンツとしてPvEが実装。立て直しに向けた施策が講じられるようです。

《Okano》
RUGs公式Discordサーバー開設!
参加はこちらから!

「最高の妥協点で会おう」 Okano

東京在住ゲームメディアライター。プレイレポート・レビュー・コラム・イベント取材・インタビューなどを中心に、コンソールゲーム・PCゲーム・eスポーツについて書きます。好きなモノは『MGS2』と『BF3』と「Official髭男dism」。嫌いなものは湿気とマッチングアプリ。

+ 続きを読む

編集部おすすめの記事

e-Sports アクセスランキング

  1. 『LoL』レジェンド選手“Faker”、アジア競技大会での金メダル獲得で兵役免除のチャンス…韓国ではBTSファンを巻き込んだ議論が勃発

    『LoL』レジェンド選手“Faker”、アジア競技大会での金メダル獲得で兵役免除のチャンス…韓国ではBTSファンを巻き込んだ議論が勃発

  2. Crazy Raccoon・Ras選手が12月12日から兵役へ就くことを報告…CR.おじじ「いつまでも待ってます」と温かい言葉をかける

    Crazy Raccoon・Ras選手が12月12日から兵役へ就くことを報告…CR.おじじ「いつまでも待ってます」と温かい言葉をかける

  3. 2023年最も視聴されたeスポーツ大会は『リーグ・オブ・レジェンド』Worlds2023…2位以降は日本ではあまり知られていないゲームがランキングを席巻

    2023年最も視聴されたeスポーツ大会は『リーグ・オブ・レジェンド』Worlds2023…2位以降は日本ではあまり知られていないゲームがランキングを席巻

  4. もう日本は「FPS弱小国」じゃない!競技シーンの歴史が動いた日本代表チームの快進撃を振り返る

  5. 加藤純一がオーナーを務める「ムラッシュゲーミング」の『スマブラ』部門で“イジメ”が発覚―大会運営スタッフも関わって陰口を叩く行為に憤りをみせる

  6. 『ロケットリーグ』プロの参加要件が13歳に引き下げられ物議を醸す…未成年保護やセカンドキャリアなど、求められる課題は多い

  7. Crazy Raccoonが世界3位!?Twitterエンゲージメント上位にZETA・TSMJPなどがランクイン、Twitterが好きすぎる日本eスポーツファン

  8. Crazy Raccoonのrion選手が競技シーン引退を発表…「やれることはやった」そのきっかけと決意を語る【独占インタビュー】

  9. 『Apex Legends』「ALGS Year 3 Championship」インペリアルハル率いるTSMが逆境からの3連続チャンピオンで優勝―実況・平岩康佑が魅せた“語り”にも注目

アクセスランキングをもっと見る

page top