3月21日、「ららぽーと豊洲」にてファミリー向けのPCカスタムイベント「CUSTOM PC STUDIO カスタムってたのしい!」が開催されました。
小学1年生から6年生まで児童をメインターゲットにPCをカスタムする楽しさを伝えるという趣旨の本イベントには、「インテル」をはじめ、「ASRock」「GIGABYTE」「ASUS」「MSI」らのメーカーがブース出展。子どもたちがカスタムPCに触れるその様子を取材してきました。
◆午後2時ですでに100人近く!? デジタルネイティブな子どもたちで溢れたイベント!
午前10時から午後4時まで開催された本イベント。筆者が取材に訪れた午後2時頃には、すでに大きな人だかりができており、一目で賑わっていました。この盛り上がりに関して、運営スタッフは「ざっと100人ほどの来場者が来ているのではないか」と話します。各ブースでは常に誰かしらが体験をしているのを見るに、カスタムPCへの関心の高さが伺えます。
メインターゲットが小学生ということもあって、ただ部品をはめ込むだけでも楽しいという子どもたち無邪気な反応も見受けられました。同じく運営スタッフいわく、中には「すでにPCを組んだことがある」という中学生男子も姿もいたとのこと。直接カスタムPCに触れるのは初めてでも、「YouTubeなどで知識は持っている」という来場客も多く、“デジタルネイティブ”な世代の力強さを感じます。
子どもたちだけでなく、PCに触れてこなかった保護者さんも興味深く参加していた姿が印象的でした。“子どもがカスタムPCに興味を持っているものの自身が詳しくない”といった方が訪れるのは、ファミリー層の多い「ららぽーと豊洲」ならではかもしれません。
また、PCの組み立て実演から、子どもたちが実際に組み立て作業をする体験コーナーなどが展開された各ブース。ASRockブースでは『ソニック』コラボマザーボード「ASRock B760M PG SONIC WiFi」。MSIブースでは「RTX 4070 Ti GAMING X TRIO WHITE 12G」などに触れることができました。とりわけ『ソニック』に反応する親子が多かったようです。
なお本イベントでは「自作PC」といった言葉ではなく、「カスタムPC」という呼称が使用されています。あまり聞きなれない「カスタムPC」という言葉……その意味するところを尋ねたところ、「自作PC」ではなく「カスタムPC」という考えには、メモリ増設などを初めとしたちょっとした“カスタマイズ”も含めまれているとのこと。確かに「自作PC」ではいささかハードルが高い気もしますが、「カスタムPC」という概念なら多くの人へアプローチが可能になるかもしれません。
今回のイベントは「ららぽーと豊洲」へ行ける範囲の方たちへの訴求に留まりましたが、今後はもっと多くの子どもたちに「カスタムPC」に触れられる場所が提供されるようになればと思うばかりです。