ASUS JAPAN株式会社は2023年に発売するゲーミングノートPCシリーズから10製品全24モデルを発表しました。3月13日(月)より順次販売開始となります。こちらに合わせ、都内某所にて実施された「MAXED OUT 限界突破」と題した新製品発表会の模様をお届けします。
まずROGのブランド展開について語ったのは、コンシューマービジネス事業部総括部長のデイビッド・チュウ氏。ROGは世界的なゲーミングリーダーとして2006年の創設以来、ゲーマーのために最高のデバイスを作成してきたとし、今年はノートPCシリーズ全ての新たなラインナップを追加することを発表しました。また、ゲーミングノートPCでのシェア3年連続一位など、国内での存在感の高さも強調しています。さらにROGはゲーマー、デベロッパー、コンテンツクリエイターなどさまざまなユーザーに向けてプロダクトを展開していく意思を見せました。
すべてのモデルに共通するのは、独自開発による液体金属グリスの採用です。新製品には13世代インテル製CPUやNVIDIA GeForce RTX 40シリーズといったパワフルなチップを搭載したパーツが含まれ、それらをより効率的に冷却するために役立ちます。通常のグリスに比べて最大17倍の熱伝導率を誇るとのこと。
そのほか一部のモデルには、より放熱面積を広く確保した冷却パネル「ベイパーチャンバー」や、3つの冷却ファンを搭載する「Tri-Fan」システムによって、さらなる冷却効果を期待できます。
また、ただやみくもにリフレッシュ・レートや応答速度を向上させることへの疑問に回答するものとして、新たな映像規格に「ROG Nebula Display」を制定。500nitもの高い輝度と1,200:1の優れたコントラスト比によって、通常のディスプレイよりも鮮やかな表示を行えます。また、DCI-P3 100%の広色域に対応しています。
ROGでは複数のゲーミングノートPCシリーズを展開しています。STRIX・FLOW・ZEPHYRUS・ASUS TUF GAMINGの4つです。本稿ではそのなかからインテル製CPU搭載モデルをピックアップしてお伝えします。ほか製品ラインナップは公式サイトをご確認ください。
まず「ROG Flow Z13」は、軽さや薄さを求めるユーザーへ向けたコンパクトな筐体が特徴のシリーズです。着脱式のキーボードでノートパソコンとタブレット両方の利点を持つ13.4型タッチパネル搭載モバイルゲーミングノートです。
CPUにはインテル® Core™ i9-13900Hを採用、GPUは最大でGeForce RTX™ 4060 Laptopを搭載します。2,560×1,600の165Hz駆動ディスプレイには前述のROG Nebula Displayが採用されています。
また、GeForce RTX™ 4090 Laptopを搭載した外付けのGPUボックス「ROG XG Mobile」にも対応。専用ケーブルで接続することでグラフィックス性能を劇的に向上させるデバイスであり、インターフェースの拡張も可能です。外では軽量コンパクトなゲーミングノートPCとして使用し、自宅ではROG XG Mobileに接続してデスクトップのように使うことも可能です。
ASUSブランドのTUF GAMINGから展開される「ASUS TUF Gaming F15」は、もっと気軽にゲームを楽しみたいというユーザーのためのゲーミングノートパソコン。MIL規格をクリアした、気楽に扱えるミリタリースペックの堅牢性と、コストパフォーマンスに優れたハードウェアを組み合わせ、誰にでも使いやすいゲーミングノートパソコンを実現しています。
CPUにはインテル® Core™ i9-13900H プロセッサーを、GPUにはGeForce RTX™ 4060 Laptopを採用しています。過度なゲーミング感を押し出さずにシンプルでスタイリッシュなデザインや、4つの通気孔による強力な冷却が特徴的です。テンキーがついているのもひとつのポイントです。
発表会には、俳優の瀬戸利樹さんとストリーマーのTIE Ruさんが登場。瀬戸さんは今回の新製品に「純粋にかっこよい、地方などへも持って行ける」と太鼓判を押し、TIE Ruさんも「最近のゲーミングノートPCはすごい、舐めていた」と、コンパクトな見た目に反して高い性能に驚いている様子でした。
また、『Apex Legends』を採用した大会「ROG CUP」も開催。オンライン参加の視聴者を含むカスタムマッチが行われました。ガチガチの競技的な動きをする手練れプレイヤーばかりが集まったようで、キャスターの平岩康佑さんの実況も相まって公式大会さながらの緊張感。最終的にTIE RuチームはRuさんが耐える動きを見せ9位(総合6位)瀬戸さん率いるROG JAPANチームは19位となり、試合後に瀬戸さんは「ボコされました」とはにかみながらコメントしました。
最後に瀬戸さんは「ゲーミングノートPCについてたくさん知ることができただけでなく、みんなゲームをする素敵な時間を過ごすことができました」とイベントを締めくくりました。