『CS:GO』でインサイダー取引?チームの破産を知った関係者がアイテムを買い溜め―ルールで禁止されていないためお咎めなし

スキントレーダーは「退職金だ」と茶化しています。

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『CS:GO』でインサイダー取引?チームの破産を知った関係者がアイテムを買い溜め―ルールで禁止されていないためお咎めなし
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デンマークを拠点に活動するプロゲーミングチーム「Copenhagen Flames」が破産を申請。全従業員を解雇したことを発表しました。

Copenhagen FlamesのCEOであるステファン・トムセン(Steffen Thomsen)氏は、破産を報告する文書を通じ「これまで半年間可能な限りの努力を続けてきたが、失敗に終わってしまった。最終的には私の責任であり、この結果をとても申し訳なく残念に思っている」と悲痛な心の内を綴っています。

同チームは、過去に『Counter-Strile: Global Offensive(CS:GO)』の国際大会に複数回出場。プレイオフまで進出するなど、デンマークにおける強豪チームのひとつでした。

しかし、これに伴い『CS:GO』のゲーム内アイテムを巡って元チーム関係者による“インサイダー取引”が行われていると告発されています。なお(倫理的な問題はさておいて)ルールに違反するものではありません。

『CS:GO』はマーケットを通じて公式にゲーム内のアイテムを取り引きすることが可能であり、過去には数千万円で武器スキンが取り引きされたほか、『CS2』の発表に伴って市場はかつてない盛り上がりを見せている現状にあります。


当然、稀少なアイテムが高額化するわけですが、チームの消滅はその希少性を高める要因であり、前述の“チームの破産”もそのひとつです。

スキントレーダーのDennis Davis氏は、Copenhagen Flamesのメンバーがチームの破産を公式発表より前に知っていて、高額化することを知りながら購入していたと指摘しています。

内部事情を知りながらお金儲けをするいわゆる“インサイダー取引”ですが、Valveの規約にこれを禁止する旨は記載されていません。

《Okano》
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東京在住ゲームメディアライター。プレイレポート・レビュー・コラム・イベント取材・インタビューなどを中心に、コンソールゲーム・PCゲーム・eスポーツについて書きます。好きなモノは『MGS2』と『BF3』と「Official髭男dism」。嫌いなものは湿気とマッチングアプリ。

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