「辞めるか、上がるか、それしかない」NTH・BlackWizが語る、家族以上の絆を持った旧メンバーへの想いと、チームを世界へ連れて行くという目標

「Riot Games ONE」の終演後、BlackWiz選手へのインタビューを実施。インターナショナルリーグへの想いや、新たなメンバーについて伺いました。

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「辞めるか、上がるか、それしかない」NTH・BlackWizが語る、家族以上の絆を持った旧メンバーへの想いと、チームを世界へ連れて行くという目標
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2022年の国内『VALORANT』競技シーンにおいて最も“ステップアップ”を見せたのは「NORTHEPTION」と言えるでしょう。Stage1ではベスト6にとどまるも、Stage2ではあの「ZETA DIVISION」を打ち破り、国際大会「Masters Copenhagen」に出場を果たしました。

その後は、「Champions」への最終地域予選「Last Chance Qualifier」でUpper Bracket Finalまで勝ち進み、中国代表「EDward Gaming」と善戦を見せるも、2023年より新設されるインターナショナルリーグへは落選してしまいます。これにより、Meteor選手とbailコーチは「Gen.G Esports」へ、xnfri選手は「DetonatioN FocusMe」へ移籍し、メンバーは解散。

2023年の「NORTHEPTION」は、残ったBlackWiz選手とDerialy選手のほか、新たにTenTen選手とMoothie選手を迎え、チームは新たなロースターでChallengersへ挑みます。

家族のような絆を持った旧ロースターへの思いや、新たなメンバーへの印象など、今回編集部では、横浜アリーナで行われたオフラインイベント「Riot Games ONE」に出演したBlackWiz選手にインタビューを実施しました。

――本日のイベントはいかがでしたか?

BlackWiz選手:もうめっちゃ楽しかったです!いつも見ていて、みんなが名前を知っている有名なストリーマーのみなさんとオフラインで対戦できて嬉しかったですね。

――ガチの真剣勝負をする機会ってあまりありませんよね。

BlackWiz選手:ないですねえ。

――大差で勝利していましたが、光っていたメンバーを挙げるなら誰でしょうか。

BlackWiz選手:やっぱりMeiyくんですね。でも、全員がしっかり動けていたから結果のキルも多かったと思います。みんな最強のメンバーだったと思います。

「NORTHEPTION」にこだわること

――初めてインターナショナルリーグのフォーマットが発表されたとき、どのような感想をいだきましたか?

BlackWiz選手:薄々はわかっていましたが、最初は「なんで入れないんだ」という思いでしたね。言葉を選ばずに言うと、実績も出ていないチームが出るのか、という気持ちすらありました。

そこから気持ちが落ち着いてきて、組織としての力が強いチームが優秀な選手を獲得して引っ張っていく年になるのかなと割り切って「2023年は自分の年じゃなかったんだな」と考えるようになりました。

でり(Derialy選手)とも話したんですが、勝ち上がればインターナショナルリーグへ行くことはできます。僕らは辞めるか上がるかしかないので、今はなにも気にしていないです。

――落とし所を見つけたんですね。

BlackWiz選手:NTHを抜けてZETAやDNG、他の海外チームでプレイするというような気持ちはなくて、僕としては「NORTHEPTION」で行きたいんです。今回NTHで行くことができないのであれば、それで良いという思いです。メンバーは関係なしに「NORTHEPTION」として行きたいんです。

――あくまで「NORTHEPTION」にこだわるんですね。

BlackWiz選手:「NORTHEPTION」を世界に連れて行くという最初の目標から変わっていません。

――新たなロースターとして、元NTH・Meteor選手の実の弟、TenTen選手が加入したことは驚きました。TenTen選手はどんなプレイヤーなのでしょうか。

BlackWiz選手:Meteorとは違う印象です。Meteorっぽい風格もあるし、勢いがあるときは彼以上のパフォーマンスを出せる選手ではあるんですが、まだ未熟で経験の浅い部分もあります。でも、若さと勢いのある素晴らしいプレイヤーなので、今後は兄を超える存在になれるんじゃないかな、と期待しています。

――Moothie選手はどうでしょう。

BlackWiz選手:Moothieは賢いプレイヤーという印象です。僕の一つ下の24歳なのですが、24歳に見えないような、元気で面白い感じのプレイヤーで、日本語も上手いです。TenTenもMoothieも明るいので、ムードメーカーですね。

旧ロースターとの友情を超えた深い絆

――今年一年を振り返って、最も印象に残っていることはなんですか?

BlackWiz選手:やっぱり一番は、さいたまスーパーアリーナで優勝したことですね。それ以外のところでいうと、韓国・釜山で行われた日韓交流戦での出来事です。

交流戦の時点で、bailさんとMeteorがインターナショナルリーグへ挑戦するために、新しいチームを探したいという話を聞いていたんです。試合の後にみんなでご飯へ行き、bailさんから「みんなと会うのはこれで最後だと思う、本当に今までありがとう」という話をされたとき、うるっときて「これで終わりなのか」と寂しくなりました。

でも同時に「上で待ってる」という僕らへの意思表示でもあったと思います。同じチームでも違うチームでも、追いついてまた会いたいと、またステージで戦いたいと、強く感じました。

――やはりbailコーチ含め6人で培ってきたものは大きかったですよね。

BlackWiz選手:(旧ロースターとは)出会って半年とは思えない、友情というレベルを超えて、家族になれたと思います。もしMeteorたちがインターナショナルリーグへ進む道を選んでいなければ、また同じメンバーでプレイしていたのでは、ということを考えると、少し名残惜しさはありますね。

――LCQの後にはプロ活動を辞めるような考えも話していましたね。

BlackWiz選手:LCQが終わった後は、選手を辞めて違うことをしようと思っていました。配信でもそういうスタンスだったんですが、視聴者のみんなは「辞めないで欲しい」と言ってくれる人が多かったんです。

そこで初めて「プロ活動は自分のためだけじゃない」ことを感じたんです。実際に自分がこうやってプロとして生活できているのは、見てくれている人たちのおかげだったことに気づいたんです。

もちろん自分の人生なので、自分のやりたいことをやればいいんですが、一年間通して応援してくれた人たちのおかげで国内で優勝できたり、いろんな経験をさせて貰いました。そういった面で「まだやれることがあるなかで消えていくのは違うな」と。

旧ロースターとの友情を超えた深い絆


――来年の目標を教えてください。

BlackWiz選手:前から変わらず「NORTHEPTION」を世界に連れて行くということが目標です。

――来年もBlackWizさんがキャプテンのポジションに就くんでしょうか。

BlackWiz選手:僕はそもそもキャプテンだと思ったことはなくて、ただ年齢が一番上で、みんなインタビューの受け答えがめんどくさいからキャプテンになっています。そういう意味ではまた続行なのかなと思っています(笑)

――来年はどのようにチーム作りをしていきたいと考えていますか?

BlackWiz選手:雰囲気が大事ということを、今年通して改めて感じたので、雰囲気作りが大切だと思います。プレイが強くても、言い方がキツかったり、味方のモチベーションを下げてしまう選手はチームにいてほしくないので、周りと一緒に持ち上げていく、成長していくことができるチームを作っていけたらと思います。

――もう一度「1」からチームを作っていくことに関してはいかがですか?

BlackWiz選手:僕としてはあまり「1」からという印象を持っていません。今年のStage1も同じでしたし、それと同じようなことをしていけば良いので。今年を通して、バラバラの人たちでもうまくやっていけることを証明したと思います。ずっと同じメンバーでなければ勝てないという常識はもうないじゃないですか。メンバーが変わってもやっていけるんじゃないかと、あまり気負いはしていないです。

――来年への意気込みと読者へのメッセージをお願いします。

BlackWiz選手:インターナショナルリーグへ行った元チームメイトたちに追いつけるように、そこで待っている選手たちに会いに行けるように、来年はChallengersを突破して、インターナショナルリーグへの出場権を手に入れたいです。

いつも応援してくれているファンの方、競技シーンを見てくださっている方のおかげで、来年もプロを続けることを決めることができました。みなさんのおかげでプロをやれていることを実感しています。来年も良かったら、応援してくれると嬉しいですね。よろしくお願いします。


2022年をステップアップで駆け上がった「NORTHEPTION」のメンバーはそれぞれの道を目指すため、一度は離ればなれになりました。しかし、彼らの目指す場所は『VALORANT』のトップであることに違いはありません。2023年の「NORTHEPTION」に期待しましょう。

世界へ挑むための第一歩である「Challengers予選」は、2023年1月13日(金)より開始します。

《Okano》
Okano

「最高の妥協点で会おう」 Okano

東京在住ゲームメディアライター。プレイレポート・レビュー・コラム・イベント取材・インタビューなどを中心に、コンソールゲーム・PCゲーム・eスポーツについて書きます。好きなモノは『MGS2』と『BF3』と「Official髭男dism」。嫌いなものは湿気とマッチングアプリ。

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