5月13日から14日にかけて、幕張メッセにて「DreamHack Japan 2023 Supported by GALLERIA(以下、DreamHack Japan 2023)」が開催されました。
本イベントは「BYOC(Bring Your Own Computer/自分のPCを持って集まろう)」をベースに、参加者のゲームプレイや多くのストリーマーやeSports選手による催し、さらにはアーティストによるライブまで一挙に開催されるイベントとなりました。
そこで本記事では「EXPO」エリアに出展していた「Intel」ブースについてのレポをお届け。「CUSTOM PC STUDIO」やGPU「Arc」の展示などが行なわれ盛況の様子を見せていた本ブースについての所感から、運営の方に伺えた「ブースの狙い」までをお伝えしていきます。
◆メーカーからアドバイスが貰える「CUSTOM PC STUDIO」!アーティスト「7ORDER」が作ったカスタムPCも展示
「Intel」ブースでまず目についたのは「CUSTOM PC STUDIO」。目立つところに展示されているのは本イベントの参加アーティストである「7ORDER」のメンバーが作りあげたカスタムPCの数々です。実はこちらは、「DreamHack Japan 2023」の一環として事前に行なわれた「BYOCチャレンジ」にて作られたものとなっています。
「7ORDER」の長妻怜央さん、阿部顕嵐さん、真田佑馬さん、萩谷慧悟さんが「DreamHack Japan 2023」へ向けてそれぞれのカスタムPCを、「ASUS」「MSI」「ASRock」「GIGABYTE」各社の専門スタッフからサポートを受けて作り上げたファンにはたまらない逸品です。
そんな「CUSTOM PC STUDIO」では、先述したメーカーのスタッフが常駐。「7ORDER」カスタムにも使われたCPUやパーツが並ぶ中、来場者に対してカスタムPCにまつわる質問や、オススメが聞ける催しとなっていました。
実はこの「CUSTOM PC STUDIO」は、以前に親子連れが集まる「ららぽーと豊洲」でも開催されており、その際も筆者は取材に行かせていただきました。本イベントはそこから数えて2回目の開催となるようで、その点も踏まえつつ「Intel」ブースの方に話を伺うことが出来ました。
さて、正直に書くと「カスタムPC」という言葉になじみの薄い読者の方々も多いのではないでしょうか。……実はその“呼び方”に本ブースのテーマがあると言います。
今まで「PCを組み立てる」といえばどうしても“ゼロからビルドしなければならない”という難易度高めのイメージがあったもの。そこに気おくれを感じ、尻ごみしてしまう方も多かったはずでしょう。そこで今回、「カスタムPC」という呼称・概念を広く認知させてカスタムの楽しさを強調。ユーザーの考え方をスイッチしていくことで、カスタマイズへの精神的な敷居を低くして、皆に楽しんでもらう意図があると教えていただきました。来場者に向けこれをきっかけにカスタムの楽しみに目覚めてほしいとされる姿勢が印象的でした。
本イベントに来るのは「東京ゲームショウ」などに来るハードコアなPCゲーマーばかりではありません。ストリーマーやアーティストなどに関心がある方々も多く、その中で「カスタマイズに興味を持ち始めたものの何をしていいかわからない」と言った方に向けた相談やアドバイスが行われていました。
「CUSTOM PC STUDIO」は今後、東京以外での開催なども視野に入れているとのこと。ふと見かけた際は、プロのアドバイスを貰いに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
◆IntelはCPUだけじゃない! ブースではGPU「Arc」も大々的にアピール!
本ブースのもう一つの目玉であったのは、同社が手掛けるGPU「Arc」の展示です。PCパーツに詳しくない方の中には「IntelといえばCPU」という印象が強い方も多いのではないでしょうか。
その印象を変えていくかのように、パーツとしての販売のみならず、様々なBTOパソコンにも搭載され初めている「Arc」シリーズがずらりと並びます。
「GALLERIA」「MSI」「NEC」を始めとした多くのメーカーに「Arc」が内蔵されている本エリアでは、改めて“GPUとしてのIntel”が普及し始めていることを印象付けてくれるゾーンに感じられました。
このほかにも、PCの使用目的にあわせたスペックごとのPC展示など、様々に“興味への導線”が敷かれた「Inte」ブース。GPU「Arc」から「CUSTOM PC STUDIO」まで、ライト層からハードコアなPCユーザーまで視野に入れた内容は、まさしく複合型イベント「DreamHack Japan 2023」ならではでしょう。
いずれ自分のカスタムPCで「BYOC」エリアに参加したいという方は、今後開催されるであろう「CUSTOM PC STUDIO」にてそのきっかけを掴んでみてはどうでしょうか。