ブラジル・サンパウロで開催中の『VALORANT』国際大会「VCT LOCK//IN」の準決勝が、日本時間3月2日(木)26時からスタート。ここからは全てBO5(3マップ先取の最大5マップ)で行われます。全世界から集まった32チームが集まる今大会を勝ち残った4チーム、DRX・LOUD・NaVi・FNATICの注目ポイントをお届けします。
3月2日(木)26時 DRX vs LOUD(セミファイナル)
3月3日(金)26時 NaVi vs FNATIC(セミファイナル)
3月4日(土)26時 それぞれの勝者同士のグランドファイナル
DRX vs LOUD(アルファブラケット・セミファイナル)
セミファイナル第一試合は、韓国・DRXとブラジル・LOUDのマッチアップ。
昨年からロースターを変更せずに挑むDRXは、アイスボックスではハーバー×ヴァイパーを採用するなど、これまでにない新たな戦術を見せています。BO5ではこれまで見せてきた手札を使わざるを得ない状況が多いとみられ、美しいセットアップの練度と強度が見所です。
一方LOUDは2022年のChampionsで優勝したスーパーチーム。SacyとpANcadaがSentinelsに移籍するなど一部ロースターは変わっているものの、安定した強さを見せています。そして特に注目すべきは、会場の歓声です。サンパウロで開催されている今大会は、地域柄もあってかブラジルチームが出場する試合の盛り上がりは凄まじいものです。ホームバフがかかったLOUDにも注目です。
NaVi vs FNATIC(オメガブラケット・セミファイナル)
100TやLeviatánといった優勝候補をなぎ倒してオメガブラケットを勝ち上がったのは、サイボーグ軍団NaViとハーフアーマーFNATIC。
無冠の帝王と呼ばれるFNATICは、昨年日本で行われたRiot Games Oneにも出場するなど日本でも馴染み深い面々が揃っていますが、このロースターで挑む公式大会は今回が初。しかしそうは思えないほど素早く美しいミクロの連携は必見です。世界最高のIGLのひとりでありエンターテイナーとしても知られるBoasterの入場パフォーマンスも楽しみのひとつ。ハーフアーマーを用いた独特なBUYにも注目ですが、もし延長戦に行ったときにはBoasterがフルアーマーが買うように祈りましょう。
NaViは、2022年にFunPlus Phoenixで活動していた4人と、2021年にオペレーターの神として恐れられたcNedが合流したドリームチーム。久々の世界大会となるcNedは、試合を重ねるごとにパフォーマンスを向上させています。また、SUYGETSU・Shaoの美しいエイムは見ているだけで気持ちが良くなるほど。
ANGE1はパールの防衛でソーヴァにも関わらずBロングを詰めてファーストブラッドを取られるなど、アグレッシブな動きにも注目(ランクでは真似しないように)しましょう。
シングルエリミネーションである今大会は、セミファイナルであっても負ければ即敗退。決勝へ進出し、2023年初の世界一に輝くのはどのチームでしょうか。今大会も残すところあと3試合、インターナショナルリーグの幕開けにふさわしいお祭りを最後まで楽しみましょう!