Riot Gamesは、2023年の『VALORANT』競技シーン「VALORANT Champions Tour」に参戦する全30チームを、9月21日に公開しました。これを受け、トップチームとして2022年を牽引してきた2つのチームが反応を示しています。
まず、NA地域に所属する「OpTic Gaming」。2022年のMastersではStage1優勝、Stage2準優勝、そしてChampionsでも準優勝と、一年を通して常に良い結果を残し続けた、まごうことなきトップチームですが、NA地域が属する「AMERICAS」リーグへの出場は叶いませんでした。
今回の落選を受け、多くのチームメンバーがFA(フリーエージェント)を発表。新たなチームの所属先を探すようです(Marved選手は本稿執筆時点で動きはなし)。真っ先にFAを表明したのは、Victer選手とcrashies選手。Victer選手はネオンやレイズといったデュエリストでチームの力強いエントリーを手助けし、勝利へのきっかけを作り出しました。crashies選手はソーヴァやスカイなど、イニシエーターを主に担当し、的確に情報を得てチームを勝利に導きました。
また、チームの司令塔であるIGLを担っていたFNS選手もFAを表明。『CS:GO』時代から幾度となく世界大会を経験している熟練のプレイヤーです。希望役職はIGLとしていますが、どんなエージェントでもACS400を叩き出すことができると述べています。
そして、チェンバーでインパクトのあるプレイをいくつも繰り出してきたyay選手も同様にFAを表明。AMERICAS・EMEAのパートナーチームからのオファーを募集しています。
OpTic Gamingだけでなく、「FunPlus Phoenix(FPX)」も声明を発表しています。ツイートに投稿された画像では「最高レベルの『VALORANT』リーグに参加できないということになり、この結果はショックであり、失望している」と結果に納得していない様子です。なお、本稿執筆時点で各選手のSNSでは特にFAなどは発表されていません。
FPXも、OpTic Gamingと同様に安定した結果を残しているチームのひとつです。Masters Stgae1への出場権を手に入れたものの、開催地であるレイキャビクへの渡航問題で叶わず悔しい結果になりましたが、Stage2では華々しい優勝を飾りました。その後のChampionsではベスト4という結果でした。
Masters Stgae1・2の優勝チームが揃ってインターナショナルリーグへ落選したということであり、OpTic Gamingに至っては事実上の解散。SNSではトップチームの解散に落胆の声が見られます。