ライアットゲームズは、『VALORANT』の競技シーン「2023 VALORANT Champions Tour」の年間スケジュールや形式など、詳細を発表しました。2023年は少しイレギュラーな内容となるようです。
一年の幕開けを飾る「キックオフトーナメント」が開催決定
2023年のVCTの幕開けを飾るのは、全パートナーチーム(恐らくインターナショナルリーグ出場チームと同じと思われる)が出場する「キックオフトーナメント」。2月から3月上旬にかけて、3週間にわたってブラジル・サンパウロで行われるこのイベントは、「VALORANT Champions 2022」を終えた強豪チームたちがどのような成長を見せたのかを目の当たりにする、最初の機会となります。また、優勝したチームの所属リーグは、次回の国際トーナメント「Masters」の参加枠1枠を獲得するとのこと。キックオフトーナメントは所属地域のプライドを賭けた戦いとなるようです。
2023年の「インターナショナルリーグ」は1スプリットへ
キックオフトーナメントを終えた3月には、MEA、PACIFIC、AMERICASの各地域でインターナショナルリーグが開幕。レギュラーシーズンは8週間開催され、5月に各リーグの王者が決定します。オフライン大会として週単位で進行するインターナショナルリーグは、ベルリン・ソウル・ロサンゼルスで開催され、それぞれが複数言語放送されます。
2024年以降は2スプリット制で行われるインターナショナルリーグですが、2023年については、各チームが開催都市での活動準備を整えるため、キックオフトーナメントと1スプリットのインターナショナルリーグで構成される形となります。
Mastersはインターナショナルリーグのトップチームが出場
6月は国際トーナメントとなる「Masters」が開催。各インターナショナルリーグのトップチームが出場します。ここで地域最高成績を残した各チームは世界王座を決める「Champions」への出場権を獲得します。また、7月は各地域が最後の出場枠をかけて争う「LCQ(ラストチャンス予選)」を開催します。
リーグとなって生まれ変わる「Challengers」は、2スプリット制で、1月に開幕し、7月のアセンショントーナメントで終幕します。アセンショントーナメントでは、21の地域で行われる「Challengers」の強豪チームが集い、インターナショナルリーグ昇格権をかけて競うオフラインイベントです。
2023年に大きく変化する『VALORANT』競技シーン。日本からインターナショナルリーグへの出場枠はあるのか、そして彼らはMastersなどの国際大会へ出場することはできるのか、Challengersリーグにはどのチームが参加するのかなど、具体的な情報は未だ謎のままです。