毎週火曜夜10時より放送中のTBS系ドラマ「ユニコーンに乗って」に、タクティカルシューター『VALORANT』が登場しています。『VALORANT』が登場した8話では、世界大会を観て関心する西島秀俊さんや、ゲーム内のアビリティーを使う様子など、ゲーム画面を含めてしっかりと描写され、「テレビつけたら『VALORANT』出てる」「『VALORANT』出てきて驚いた」と反響を集めています。
「ユニコーンに乗って」は、永野芽郁さん演じる、スタートアップ企業の若き女性CEO「成川佐奈」のもとに、西島秀俊さん演じるおじさんサラリーマン、小鳥智志が転職してくるという設定のもと、「仕事に恋に奮闘しながら、夢に向かって真っすぐ生きる主人公たちの成長を描く “大人の青春”ドラマ」(公式サイトより)です。
『VALORANT』が登場した経緯としては、主人公・成川佐奈の企業「ドリームポニー」で活躍するエンジニアが企業間のいざこざによってライバル企業へ引き抜かれ、人手不足に陥ります。そこで、天才エンジニア「ミン・ソヌ」をどうにか引き抜こうと、彼が出場するeスポーツ大会へ出場して接触を試みよう!というもの。
まずeスポーツの説明がてら作中に登場したのは、先日行われた『VALORANT』の国際大会「VALORANT Champions Tour 2022 Stage 2 Masters Copenhagen」の模様。そのグランドファイナル(決勝戦)の最終盤、チーム「FunPlus Phoenix」のSUYGETSU選手が繰り出したキルで優勝を収めた瞬間と、観客が沸き立つ様子がしっかりと使用されていて、それを観た小鳥智志(西島秀俊さん)が「これがeスポーツ……!」と関心を示します。
ドリームポニーのメンバーがヘッドセットを装着して練習試合をする様子も描かれ、小鳥智志が「ガイディング…ライト……!」と、エージェント「スカイ」のアビリティーの名前を叫びながら放つ様子もみられました。
なお一方で、青山テルマさん演じる夏井恵実が「ウチらのレベルで決勝までって無謀じゃ~ん?」と的を射た発言。『Apex Legends』のライフラインに似ていると話題となり、自身でコスプレまでしていた青山テルマさんが『VALORANT』をプレイしているのはなんだか新鮮です。
実際の大会本番では、ドリームポニーと因縁のある企業「ゲームアカデミア」と初戦で戦うことに(ちなみにマップはアセント)。小鳥智志は練習の成果を出そうと再びガイディングライトを放ちますが、あえなく撃ち壊され、エージェント「レイズ」のアルティメットアビリティー「ショーストッパー」で倒されてしまいます。
その後は、アストラのアビリティーで吸い込まれたり、撃ち合いで負けたりと、ドリームポニーのメンバーが倒されていくシーンが描写され、最終的にはラウンドスコア0-13で敗北。なお、敗北したラウンドではハンドガンで戦っており、0-12で攻守折り返したあとの最初のラウンドだったことを考えると整合性が取れています。
この試合をもって「ドリームポニー」は敗退。このことから、この大会はBO1のシングルエリミネーションであることがわかります。そして出場の目的であった天才エンジニア「ミン・ソヌ」へは遠く及びませんでした。
一方の対戦相手、ゲームアカデミアは、七色に光るゲーミングPCやモニター、ゲーミングチェアを使用しており、試合後には企業のお偉いさんと話すなど、やたら生々しく描写されていました。ゲーム画面が豊富に使われているだけでなく、出演者の表情を中心にワイプでゲーム画面が登場するなど、工夫をこらしてしっかりとプレイしている様子が表現されており、ただのカメオ出演にとどまらない内容は、『VALORANT』ファンであれば一見の価値があるかもしれません。
そして、このようにドラマの一部に組み込まれてゴールデンタイムに放映されるほどに、eスポーツは身近な存在になったのかもしれません。
TBSドラマ「ユニコーンに乗って」は毎週火曜日午後10時から放送中。また、ビデオオンデマンド・Paraviにて全話配信中ほか、TVer/GYAOで放送後一週間(8月30日(火)21:59まで)の無料見逃し配信中。そして『VALORANT』はWindows向けに公式サイト/Epic Gameストアにて配信中です。