『ロケットリーグ』プロの参加要件が13歳に引き下げられ物議を醸す…未成年保護やセカンドキャリアなど、求められる課題は多い

『フォートナイト』と同じ13歳に引き下げ。日本では中学1年生です。

e-Sports ニュース
『ロケットリーグ』プロの参加要件が13歳に引き下げられ物議を醸す…未成年保護やセカンドキャリアなど、求められる課題は多い
  • 『ロケットリーグ』プロの参加要件が13歳に引き下げられ物議を醸す…未成年保護やセカンドキャリアなど、求められる課題は多い
  • 『ロケットリーグ』プロの参加要件が13歳に引き下げられ物議を醸す…未成年保護やセカンドキャリアなど、求められる課題は多い

カーサッカーバトルゲーム『ロケットリーグ』のプロとして出場できる年齢要件が13歳に引き下げられ、物議を醸しています。

12月15日、同作の公式大会シリーズ「Rocket League Championship Series(RLCS)」は、1月下旬に開始する2024年シーズンに関する情報を公開。これによると大会に出場できる年齢が、従来の15歳から13歳に引き下げられるとのこと(なお、13歳という年齢は同Epic Gamesの人気タイトル『フォートナイト(Fortnite)』と同じである)。

この変更に対し、「若い才能が現れようとしている」や「若い才能を見ることがとても楽しみだ」などと歓迎を投稿するプロ、キャスターもいる一方で、一部のチーム関係者などは苦言を呈しています。

イギリスのプロゲーミングチーム「Resolve」の代表であるJeff Simpkins氏は、13歳のプロプレイヤーをメンタルヘルスやパフォーマンス、保護する観点から、eスポーツ業界の多くはそれらのサポートできるほど発展していないのではないかと懐疑的な意見を示し、アカデミーチームなどへの所属が適当であると考えを述べました。

また、海外掲示板(Reddit)では年齢要件が度々行われており、学業との両立やその後の人生における決断をするには早いなど、引き上げについても熱心に意見が交わされています

他のeスポーツタイトルでは『VALORANT』・『リーグ・オブ・レジェンド』は18歳(地域大会では16歳)、『Apex Legends』では17歳、JeSU(日本eスポーツ連合)では当該タイトルのCEROレーティングを下回らないことがプロライセンスの条件など、各タイトルや属する大会運営によって条件は異なります。

学業を考慮すると引き上げが最適にも思えますが、eスポーツにおけるプロ人生は若く短いというのもまた事実。セカンドキャリアの形成や未成年保護など、業界全体の発展が求められます。

《Okano》
RUGs公式Discordサーバー開設!
参加はこちらから!

「最高の妥協点で会おう」 Okano

東京在住ゲームメディアライター。プレイレポート・レビュー・コラム・イベント取材・インタビューなどを中心に、コンソールゲーム・PCゲーム・eスポーツについて書きます。好きなモノは『MGS2』と『BF3』と「Official髭男dism」。嫌いなものは湿気とマッチングアプリ。

+ 続きを読む

編集部おすすめの記事

e-Sports アクセスランキング

  1. Crazy Raccoon・Ras選手が12月12日から兵役へ就くことを報告…CR.おじじ「いつまでも待ってます」と温かい言葉をかける

    Crazy Raccoon・Ras選手が12月12日から兵役へ就くことを報告…CR.おじじ「いつまでも待ってます」と温かい言葉をかける

  2. Ras選手の徴兵(兵役)による影響―Crazy Raccoonが『Apex Legends』国際大会「ALGS 2023 Championship」を辞退

    Ras選手の徴兵(兵役)による影響―Crazy Raccoonが『Apex Legends』国際大会「ALGS 2023 Championship」を辞退

  3. 『VALORANT』アグレッシブな「PRX」はどうやって作られるのか―台パン発動条件やJingggの兵役、smthの評価など気になることをalecksコーチに全部訊いてみた【インタビュー】

    『VALORANT』アグレッシブな「PRX」はどうやって作られるのか―台パン発動条件やJingggの兵役、smthの評価など気になることをalecksコーチに全部訊いてみた【インタビュー】

  4. 『LoL』アジア競技大会でFaker含む韓国代表が兵役免除をかけた決勝へ進出…前大会で敗北した中国にストレート勝利

  5. ZETA DIVISION「メルトン」さんが“厄介”扱い?『レインボーシックス シージ』に実装された「評価システム」でプレイヤーの素行が試される

  6. 『スマブラ』コミュニティ大会「篝火」スタッフが除名処分―人気選手のアンケート回答を漏洩し誹謗中傷する

  7. 『LoL』元世界チャンピオンが薬物売買で4年2ヶ月の実刑判決―昨年9月に薬物取引・取引未遂の疑いで逮捕された台湾の元プロプレイヤー

  8. 加藤純一がオーナーを務める「ムラッシュゲーミング」の『スマブラ』部門で“イジメ”が発覚―大会運営スタッフも関わって陰口を叩く行為に憤りをみせる

  9. 差別的発言で問題となった『VALORANT』プロゲーマー2名、正式処分が決定―TenTenは4試合の出場停止、かたやfl1pzjderには警告文のみ

  10. たまアリレディアントが「さいたまスーパーアリーナ」をコーチング!会場アクセスから座席の探し方まで【VCTプレイオフ】

アクセスランキングをもっと見る

page top