中国の大手動画プラットフォームbilibiliは、50万以上のフォロワーを持つアカウントを「セルフメディア」とし、実名の登録を求めました。また、登録された実名は一般ユーザーからも閲覧が可能であり、実質的な情報公開とみられます。
今回の変更について、中国当局に届け出がされていない50万以上のフォロワーを持つインフルエンサーである「セルフメディア」の管理を強化するためであると説明。100万以上のフォロワーを持つアカウントから段階的に実施されるとしています。この情報公開に同意しない場合、プラットフォームから受け取る収益が減らされるとのこと。
なお、にじさんじなどの大手ライバー事務所もbilibiliに展開をしており、海外メディアはライバーの流出を招く恐れがあると指摘しています。
中国ではbilibiliのほかに、WeChat、Weibo、中国版Tik Tok、Baiduといったさまざまなプラットフォームが同様の声明を発表をしており、個人が持つ情報発信の影響力を抑止する狙いがあると考えられます。
※UPDATE 11月11日22時40分:記事中の画像ならびに、懸念にあたる大手ライバー事務所のひとつとして「ホロライブ」の表記を削除しました。所属タレントの個別チャンネルでのコンテンツ更新が確認できたため、初出時では前述のような記載をいたしておりましたが、改めて確認したところタレント個人としてのコンテンツ更新ではないことが判明しました。お詫び申し上げるとともに、謹んで訂正いたします。