ゲームクリエイターの桜井政博氏はYouTubeチャンネルを更新し、自身が所有する会社「ソラ」について解説する動画を公開しました。
この動画では、桜井氏が独立後に立ち上げた「有限会社ソラ」について解説しています。ゲームクリエイターが独立して会社を立ち上げる際、多くの場合はスタッフを集めて組織化することがほとんどですが、ソラは『スマブラX』の開発や桜井氏が他の会社と契約するために設立された会社です。
そのため、現在は他のスタッフは在籍していないものと思われます。時折スタッフが欲しくなるときもあるそうですが、募集は行っておらず窓口も存在しないため「履歴書を送ってこないでください……!」と述べています。
また、他社との契約時の給料についての興味深い話も。ソラはディレクターとしての仕事が始まると原則的にその開発に専念するのですが、その際「開発中は費用(給料)をいただかない」と契約することが多いそうです。
一般的には、開発元は毎月一定の開発費を貰うことが普通です。しかし桜井氏がこのような契約をするのは、販売して初めて利益を得る発売元とリスクを共有するためであるといいます。そのため、最初の売上が出るまでは一切給料を貰わず、売上に応じた金額をもらうようにしているとのことです。
もし開発中止になった際は、桜井氏に責任がなかったとしても収入ゼロとなってしまうため大きなリスクは考えられます。しかし、ケースバイケースで考えるべきとしながらも、桜井氏1人が食べていくには困らないためこの契約をすることが多いそう。この点も、桜井氏のみが在籍するソラの特徴といえそうです。