ZETA DIVISIONは、8月にアメリカ・ロサンゼルスで行われる国際大会「VALORANT Champions 2023」への出場権をかけたVCT2023 Pacific Last Chance Qualifier(LCQ)にて無敗で優勝しました。
このLCQでは、TENNN選手が一貫してレイズをピックするほか、Laz選手は2試合目からチェンバーを採用。世界ベスト3に輝いた2022年Masters Reykjavíkで魅せたような構成になっていました。
また、1試合目である対RRQ戦では、3rdマップ:アセントにてオーバータイム21:19、合計40ラウンドの接戦を競り勝ち、この試合でDep選手(ソーヴァ)は42キルを獲得。オフライン大会における1マップの最大キル数記録を樹立しました。
そんなLCQ決勝の直後、大会運営からLaz選手へ実施されたインタビューの模様をお届けします。
――LCQを勝ち上がってChampions最後の一枠を手に入れた今の気持ちを教えてください。
Laz:Masters Tokyoに出場できなかったことはとても残念でしたが、1年を締めくくるChampionsへの出場が決まって良かったです。
――このLCQで苦戦した試合はどの対戦でしたか?また、チームにとってどのような変化があったのでしょうか。
Laz:自分ではうまく調整していたと思っていましたが、初戦の成績の悪さにはショックを受けました。サイファーも含めてしっかり準備していたんですが、コンディションが悪くあまり良いパフォーマンスを発揮できませんでした。ですが2試合目からは秘密兵器「チェンバー」を出して自信を取り戻せたと思います。
チームに関しては、このメンバーで結成した当初に近づいたことが大きな変化です。今回のLCQでは全員のパフォーマンスが高くて、試合を重ねるごとに進化していましたね。
――Championsでは世界中のトップチームと戦うことになります。対戦を楽しみにしているチームなどはありますか?
Laz:どのチームも素晴らしいと思いますが、特にFNATICとの対戦は、結果はどうあれ楽しみです。
――LCQを勝ち上がることができた要因はどこにあると思いますか?また、チームにとってのターニングポイントとなった場面はありましたか?
Laz:メタに囚われず、それぞれの得意なエージェント、得意なプレイスタイルを貫いたことにあると思います。ターニングポイントは、RRQ戦のアセントで勝利したことですね。大きく成長することができたと思います。
――LCQを通じて、対戦相手の戦略や戦術がチームに影響を与えたものや、驚いたものなどはありますか?また、それに対抗するためにどのような調整を行いましたか?
Laz:驚いたというよりは、個人的にTeam Secretのプレイスタイルはとても好きですね。彼らはチームとして即興でユニークなプレイスタイルを実現していました。ただ、ユニークな分弱点もあるので、それを見つけ、自分たちの強みを押し付けることで倒せたと思います。
8月6日~26日にかけてアメリカ・ロサンゼルスにて行われるChampionsのグループは既に決定。ZETA DIVISIONの初陣はFNATICとの対戦です。FNATICは今年2月のLOCK//IN São Paulo、6月のMasters Tokyoで2連続優勝をみせています。無敵のFNATICにどこまで食らいつけるのか、期待が高まります。