配信プラットフォームTwitchは、コンテンツが含む要素を視聴者がより分かりやすくする「コンテンツ分類ラベル」の導入を発表。成人向けコンテンツを主軸とした内容の配信に付与する必要があるこれまでの「成人向けコンテンツ」ラベルが置き換えられる形です。Twitchはこのラベルを付けるべき配信内容を具体例を交えて説明しています。
◆コンテンツをより明確にわかりやすく
コンテンツ分類ラベルは配信中にいつでも追加・削除のできるものであり、以下の内容を含む配信に付ける必要があります。また、これはガイドラインの改定をするものではないことを強調しています。これは先日のガイドライン改定(後に撤回した)による反発を受けての注記とみられます。
・成人向け指定のゲーム
・性的なテーマ
・薬物・酩酊・過度の喫煙
・暴力的で露骨な描写
・著しい冒涜や下品な表現
・ギャンブル
これらを含む内容の配信にも関わらず、適切なラベルを適用していない場合、Twitch側から適用するよう警告がなされます。警告を無視するとラベルの強制適用のほか、警告回数に応じてラベルの解除ができなくなります。
コンテンツ分類ラベルの導入は6月20日より実施。7月20日までは、警告対象の配信には適切なラベル付けをするに留め、警告措置は取らないとしています。
◆かなり具体的な例も提示
今回の導入にあたって、かなり具体的な例を持ったQ&Aも説明されています。なかには「配信中にときどき下品な言葉を使用する場合」に「著しい冒涜や下品な表現」ラベルの適用が必要か?という問いに対しては、“冒涜的な言葉や下品な言葉を配信中に頻繁かつ過剰に使用する場合のみ”必要とのこと。ゲームで誰かをののしり続ける場合は必要だけれど、ホラーゲームに驚いて下品な言葉を叫ぶ場合などには必要なとしています。
また、「薬物・酩酊・過度の喫煙」ラベルに関しては、その行動が継続的に行われているかが焦点になるようです。飲酒であれば呂律が回らないほどに酔うほか、飲酒を配信のテーマとした場合にはラベルが必要です。
そのほかの詳しいガイドラインについてはガイドライン(英語)をご確認ください。