米海軍が「哺乳類にゲームを遊ばせる」という取り組みを行っており、アシカにゲームを遊ばせているようです。
青い玉を上手に捕まえる!賢いゲーマーアシカ
この映像では、アシカが「魚のアイコンが逃げる青い玉を捕まえる」という内容のゲームを、4つのボタンがあるコントローラーを使って遊んでいます。最初のうちは操作に苦戦しつつも、最後はおびき寄せ戦法を使って確保。コントローラーの意味を理解して使っているのは驚きですね。
米海軍が1960年代より行っている海洋哺乳類プログラムでは、彼らのケアと同時に訓練も行います。訓練した動物は遭難したダイバーが安全に岸に戻れるようイルカを訓練したり、海底地雷の探知や除去、紛失した軍用機器の回収などに使うそうです。
このアシカのゲーマータグ(名前)は「スパイク」。スパイクは「Enclosure Video Enrichment(EVE)」というシステムを使い、シンプルなゲームを3年間続けているそうです。うまくクリアするとご褒美のニシンをもらうことができるため、学習しているようです。クリア時には、少しの間喜びの踊りをするそうです。
イルカやイヌもゲームするぞ!
ゲームを遊ぶのはアシカだけではありません。同じ海洋哺乳類では、イルカもゲームを遊ぶそうです。イルカには水面から見える大型スクリーンが用意され、日没後から口先でジョイスティックを動かしながら夜遅くまでゲームを遊んでいるそうです。ちょっと親近感が湧いてくるエピソードではないでしょうか。
また、私たちにより身近なイヌもゲームを楽しんでいます。犬用ゲーム機「Joipow」は鼻の先でもぐら叩きを遊ぶとディスペンサーからおやつが出てくるという仕組みになっており、認知症を遅らせる効果も期待されているそうです。