現在の『Apex Legends』において、試合の振り返りをすることはできません。累計のキル数やダメージ、倒れる直前のダメージログを確認することは可能です。しかし、どこに降下し、どこで戦い、どのような動きをしたかを確かめるのは、プレイヤーが外部のキャプチャソフトを利用するほかありません。
海外掲示板Redditのあるユーザーは、試合中に起こったことをトラックし、どのようにプレイヤーが動いたかを可視化する機能を熱望。賛同する声が寄せられています。
このユーザーは、ドロップシップから降下した場所や辿ったルート、キル・ダウン・復活・死亡・勝利などの場所をマップに表示し、移動距離や生存時間をよりわかりやすく知ることができるようにしてほしいと述べています。また、イメージ図も添付して投稿。簡単なイメージですが、自分の行動が可視化されるのは興味深いでしょう。
賛同するユーザーのなかには、他のゲームと比較する声も見られます。例えば、バトルロイヤルジャンルの火付け役とも言われている『PUBG: BATTLEGROUNDS』では、専用のAPIによって運営されるサードパーティ製のサイト「PUBG Replay」を利用することで、試合全体を細かく確認できます。過去14日間に遡って試合の様子をリプレイすることができるほか、他プレイヤーがどんな装備をしていたのかや、HP状況まで知ることができるのです。
なお、『Apex Legends』ではこのような機能を実現しているサイト(DGS)なども存在しますが、これらはカスタムゲームのみ確認できます。一般的なプレイヤーが主にプレイしているであろうランクマッチなどには対応していません。
ジャンルは異なりますが、『VALORANT』や『オーバーウォッチ 2』など競技性の高いタイトルでは、ゲーム内のリプレイ機能(またはラウンドごとのプレイヤーの動きなど)によって、これまで述べてきた試合後に振り返りたい要素を確認できます。
上達を目指すプレイヤーにとって、試合を振り返ることは成長における大切な要素であり「ここで倒れたのは勿体なかったな」や「このスキルの使い方は意味がないな」などの学びは、ゲームの楽しみ方のひとつです。
リリースから4年を迎えた『Apex Legends』には、根本的なQoLの改善が望まれているのかもしれません。