『Apex Legends』において、レジェンド「マッドマギー」がじわりじわりとピック率を上げているようです。
本作のデータを収集するサイト「Apex Legends Stats」によると、現在マッドマギーはメタとしてマップを席巻していたシアやヴァルキリーを上回り、全てのランク帯において3.6%、マスター・プレデター帯では4%を記録しています。過去には1%を下回っていたことを鑑みると、着実に数字を上げてきていると言えます。数字だけ見ると低く感じますが、パスファインダー、オクタン、レイスの圧倒的な割合を持っているため、そこまで低い数字ではありません。
このほかにもバンガロールが同じような曲線でピック率をあげていますが、競技シーンにおいてピックされているバンガロールと違い、マッドマギーはほぼ見ることはない点が興味深いポイントです。
マッドマギーはその破天荒な性格が特徴的です。アビリティにはドアやジブラルタルのドームを破壊するライオットドリルを持っているほか、ダメージを与えた的を一時的にマーキング、ショットガン所持時に移動速度向上など近接戦に特化しています。
シーズン12での実装当初はそのアビリティの使いどころのなさに、ほとんど使われないレジェンドとして日の目を見ることはありませんでした。
ところが、シーズン14ではドリルの射出速度向上、ジブラルタルのドーム破壊可能、アルティメット「レッカーボール」でのスピードアップ上昇などの強化が入り、使い勝手は着実に向上しています。また、シーズン16で行われたクラスの刷新によって「アサルト」が与えられたマッドマギーは、弾薬携行数が他のクラスよりも多く、また赤いサプライボックスから追加のアイテムを入手できるなどのバフが入りました。
これらの要因が重なっただけでなく、一部のトッププロ兼ストリーマーによってマッドマギーが再評価され(競技シーンでは登場しないけれど)、じわじわと注目を得つつあると考えられます。