イギリスのソーシャルメディアアナリスト、ブレンダン・フセボ(Brendan・Husebø)氏は、2022年のツイッターにおけるeスポーツチームのエンゲージメントランキングを公開しました。最大エンゲージメントの世界3位にはCrazy Raccoonがランクインしているほか、ZETA DIVISION・TSM(日本向けアカウント)なども見られ、ツイッターと日本eスポーツファンの関わり方を示しています。
最大エンゲージメントには、前述のCrazy Raccoonのほか「VALORANT Champions 2022」で優勝を収めたブラジル・LOUDがトップに鎮座しています。
ツイートあたりの平均エンゲージメントでは、Crazy Raccoon・ZETA DIVISION・TSM(日本向けアカウント)が上位にランクインしています。ZETA DIVISIONは『VALORANT』部門の世界3位はもちろん、ta1yoさんや鈴木ノリアキさん、Killin9Hitさんの加入で話題を呼びました。
アメリカを拠点にするTSMは、2022年4月の渋谷ハルさん加入が大きなトピックとして挙げられるとはいえ、日本との直接的な強い結びつきがあるとは言い難いにもかかわらず人気を博しており、多くのエンゲージを得ています。
また、2つのランキングではアメリカ・Sentinelsが安定したエンゲージを誇っています。trikさんなどの著名ストリーマーや、TenZ選手などスタープレイヤーが在籍するほか、昨年は『VALORANT』のプレイヤーとしてレジェンド・shroud選手が所属したことも話題を呼びました。
そして、言うまでもなくCrazy Raccoonは日本のeスポーツシーンを牽引する存在であり、競技チーム・ストリーマーへの強い人気や、「CRカップ」などのコミュニティ大会の主催だけでなく、2022年6月には東京・渋谷にCR GAMING SPACE・CR STOREをオープンするなど、活発な動きが見られました。
日本に絞ったランキングでは、4位にFNATIC(日本向けアカウント)がランクイン。ストリーマー・SPYGEAさんが加入や、『Apex Legends』のチームBAKAGAKIのロースターをそのまま獲得したことも大きな要因でしょう。
ブレンダン・フセボ氏は、日本のeスポーツアカウントの特徴として、そもそものツイート数が少なく、ファンなどに直接リプライをすることもあまり見られないとしています。また、世界全体では前年と比較してエンゲージメントが9%増加し、1ツイートあたりのエンゲージメントが15%増加しているとのこと。
世界的に見ても驚きの成長を見せた日本eスポーツシーン。2023年はどのような伸びを見せるのでしょうか。