世界的なプロゲーミングチーム「Global Esports」の創業者でありCEOのラシンドラ・シンハ(Rushindra Sinha)氏によると、タクティカルシューター『VALORANT』の競技シーンに身を置くトップレイヤーは、年間最大約6,200万円もの報酬を受け取っていると語っています。
ことのきっかけは、インドのチーム「Gods Reign」がツイッターで、アメリカのプロプレイヤーSinatraa選手に対し年間144,000ドル(約1,870万円)で公開オファーを行ったことにあります。ラシンドラ・シンハ氏はこのオファーに対し、その金額は2017年の金額と同等であると指摘し「ようこそeスポーツへ」と揶揄するような返信をしているのです。
そして、トッププレイヤーの月間報酬は、北米では35,000ドル~40,000ドル(約455万円~約520万円)、ヨーロッパでは最高25,000ドル(約325万円)、平均して10,000ドル~12,000ドル(約130万円~約155万円)と語っています。最高額である北米は年間約6,200万円にのぼる計算となります。
この金額は、世界大会に常連で出場しているレベルのトッププレイヤーであると同時に、そのプレイヤー自身がインフルエンサーとしての発信力やブランディングがなされている場合に限るとしていますが、それでもとてつもない金額です。
ラシンドラ・シンハ氏の示した金額がどのような計算のうえで導き出されているかは不明ですが、プレイヤー自身の配信における収益やトーナメントでの成績によって増える可能性もあります。
いずれにせよ、ゲームを生業とすることが当たり前となっているだけでなく、ゲームで夢をつかむプレイヤーもそう珍しくない未来が来るかもしれません。