1月21日、「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022 グランドファイナル」が東京都TFTホールにて開催。「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022 プレイオフ」を勝ち上がった上位3チームが、“日本最強”という名誉と総額800万円の賞金をかけて激突しました。
本大会は久々の有観客開催とあって、当日は多くの格闘ゲームファンが集結。独特の熱気はまさに、オフライン会場ならではの醍醐味です。
本記事では、そんな当日のレポートをお届けします。
◆チケットは全席完売!数多の格ゲーファンが、最高の試合を見届ける
本大会の注目度は非常に高く、チケットは昨年12月の時点で全席完売してしまうほど。当日は朝10時のオープンにあわせて、多くの格ゲーファンが来場していました。
現地には大会が行われる「グランドファイナル会場」のほか、カプコングッズを取り扱う物販コースや、お馴染みのお菓子「ポッキー」とのコラボコーナー、爽やかなお兄さんが立つレッドブルBarなどが用意されていました。
最新作『ストリートファイター6』が体験できる試遊コーナーも、今年6月2日の発売が待ちきれないファンで賑わいます。
◆セミファイナルは約3時間の激闘!
決勝前に行われるセミファイナルでは、「Saishunkan Sol 熊本(SS熊本)」と、「名古屋OJA BODY STAR(OJA)」が激突!
この2チームは先月のプレイオフでも戦っており、その際はSS熊本が勝利を収めていました。今回もSS熊本に軍配が上がるのか、それともOJAがリベンジを果たすのか。観客も固唾を呑んで見守ります。
試合が始まると、「アウェイ」スタートのOJAがまさかの4連勝!特にウメハラ選手はYHC-餅選手に、あきら選手はネモ選手(ギル)に、ふ~ど選手はShuto選手にと、これまで負けていた相手に対してリベンジ成功。先に70ポイント先取したチームが勝利となるなか、スコアはこの時点で50対0。相当に有利なポジションで、OJAがセミファイナルの主導権を握ります。
しかし、これで終わらないのがSS熊本。チーム最年少ながら“人生2週目”と謳われるほどの安定感を持つひぐち選手が、2巡目中堅戦であきら選手を撃破し、OJAの連勝をストップ。続くShuto選手が崖っぷちの大将戦でふ~ど選手に勝ち、試合は3巡目にもつれこみます。
その後もSS熊本の勢いは止まりません!特にShuto選手のオーラは凄まじく、3巡目大将戦・ふ~ど選手との対戦前から、「この試合に勝って、延長戦も自分が出て、決勝に行きます」と、自信たっぷりに宣言。見事に有言実行となり、気付けばあれだけ離れていたスコアが3巡目終了時点でイーブン。泣いても笑っても、次の試合で決着です。
一方、序盤に大量のリードを得たものの、その後追いつかれてしまったOJA。チームリーダーのあきら選手は、止められないShuto選手に誰をぶつけるのか、非常に悩ましい決断を迫られることに。長考の末、格ゲー界の生きる伝説であるウメハラ選手に全てを託します。
約3時間に及んだセミファイナルも、いよいよクライマックス。“修羅”と化したShuto選手は延長戦でその勢いをさらに増し、見事SS熊本が序盤の圧倒的不利を覆して、決勝進出を決めました!