9月15日から18日まで開催中の国内最大のゲーム展示会「東京ゲームショウ(TGS 2022)」。ゲームパッドやVR・AR機器などゲーム用周辺機器を製造・販売しているハードウェアメーカー「達成電気株式会社」ブースでは、様々な開発途中の新製品を展示していました。
達成電器は、2007年に設立されたDashine Electronicsグループの日本法人で日本での営業面を担当。実際の製品はDashine Electronicsの工場で作られており、そちらはほぼ人力を介さないフルオート製造で、コントローラーを1日に7万5000個も製造できるほどの規模とのことでした。
Dashine Electronicsはこれまでアメリカ・ヨーロッパを中心に展開していましたが、今後は日本にもより注力していくそうで、今回は開発に関わるHyperkinのPCエンジン互換機「RetroN GX」、Striker VRのVR向けのガンコントローラー「Mavrik-Pro」の試遊コーナーが用意されていました。
PCエンジン互換機「RetroN GX」
アメリカのHyperkinが開発中のPCエンジン互換機。コントローラの単品発売もするそうですが、本体・コントローラーともに2023年発売予定も、価格は未定です。今回の試遊はあくまでα版で、開発陣が納得いく性能になるまで正式な発売時期は断定したくないほどの力の入れ具合です。
VR向けのガンコントローラー「Mavrik-Pro」
アメリカのStriker VRが開発中の新型VR向けガンコントローラー。触覚フィードバック機能搭載で、よりリアルなプレイ感覚を実現できる分、価格が高額。それゆえにVR体験施設での利用が想定されていますが、2023年に一般向けバージョンも展開予定です。
Nintendo SwitchでPCゲームのストリーミングができるカード「Stream Card」
また、Dashine Electronicsの技術力の高さが感じられたのが、「もしNintendo Switchを使ってパソコンのPCゲームをプレイできたら?」というコンセプトで開発された特別なWifiカード。たとえば、2 FにあるPCで起動したゲームを、1Fのソファに座りながらNintendo Switchでプレイ可能になります。こちらは製品開発の予定はなく、あくまでも技術力の展示の一貫。
ただし、任天堂から適切な権利認可を受けている企業、または必要なカスタマイズを行なって実際の製品として共同開発してくれる企業を募集中です。