9月15日から18日の4日間、千葉県幕張メッセにて開催されている「東京ゲームショウ2022」では、周辺機器だけでも国内外様々なメーカーのブースがあります。その中でも多くのゲーム配信者にとって必須のキャプチャボード(PS5などのコンシューマーゲームをPC画面に映す機器)の最大手である、AVerMediaのブースを取材してきました。
ブースでは実際にAVerMediaの周辺機器を体験でき、その中でも人気があったコーナーはVTuber体験コーナーです。実際のVTuberの配信環境を再現しており、音声を出したり体を動かしたりなど、いつもはYouTubeでみている光景を実際に体験することができました。
その際、ブースの担当者の方にAVerMediaの周辺機器がどの様に関わっているのか、お話を聞けましたので簡潔にまとめます。まず、PS5などのコンシューマーゲームの画面をPCに映す際に使用するキャプチャーボード、音声を視聴者に届けるためのマイク、PC全体の音響を管理するためのオーディオミキサーなどの機器が配信に関わってきます。
キャプチャーボードについては、現在多くの配信者が使用しているGC550の後継機を出したいとのこと。これまでの周辺機器の不満点である「ドライバーのインストールが面倒」やそれに付随する問題、「箱をしまう場所がない」といった問題の解消を目指しており、箱のサイズはスマートフォンの箱と同等程度に変わり、ドライバーは今までのサイトや付属のディスクからインストールする方法から変化するかもしれません。
PC全体の音量を管理するオーディオミキサーは進化しています。これまではオーディオミキサーは音量のみを調整するものが多くを占めていましたが、このLIVE STREAMER AX310はオーディオミキサーとストリームデックを合わせた商品です。左下三つのつまみはゲーム機やマイクなどの周辺機器の音量調整、右下三つのつまみはディスコードなど好きなアプリの音量調整に割り当てられます。
中央の画面も編集でき、配信の開始や停止、指定したサイトやアプリを開くことができます。また、現在のチャンネル登録者数やコメントも表示できるため、配信者にとってまさに究極の周辺機器です。
マイクはより優れたものになっており、上のつまみではミュートの設定、下のつまみでは音声出力の切り替えを行うことができ、これも配信者にとって欠かすことができない機能といえるでしょう。
今回のAVerMediaブースでは、様々な周辺機器を体験できるだけでなく、配信者に向けて良い商品を届けようとしていることを感じられました。そのユーザー第一の姿勢に、今後の展開も楽しみです。