ビジュアルアーツのゲームブランド・Keyは、Steamにて配信している同ブランド作の日本語非対応作を今後対応していくことを明らかにしました。
『CLANNAD』などが日本語に!
SteamにおけるKey作品はこれまで約10本展開されていますが、そのうち日本語に対応しているのは4本だけとなっており、『CLANNAD』や『Summer Pockets』といった作品は日本語テキストに対応しておらず、日本ユーザーは他のサイトで買う必要がありました。
しかしながら、今回日本語非対応の6作品について日本語対応を進めていくことを発表しました。中でも人気作の『CLANNAD』はSteamで配信されたのが2015年と古いこともあり公式側からの動きに期待するのは難しいと思われていましたが、なんと今後公式で日本語に対応します。
なお日本語に対応していないのは、そもそもSteam版のリリースが「公式英語版リリースクラウドファンディング」によるものという事情があります。このクラファンを主導したのもビジュアルアーツではなくSekai Projectという海外のパブリッシャーであったため、当初より日本語対応は計画にありませんでした。
今後日本語に対応していく作品は以下の通り。現在いずれもセールを実施しているので、今のうちに確保しておけばアップデートにて日本語で遊べるようになるものと思われます。
今後日本語に対応する作品
『Summer Pockets』
『CLANNAD』
『CLANNAD Side Stories(光見守る坂道で)』
『Rewrite+』
『Harmonia』
『智代アフター』
テンセント子会社になったばかり
なお最近のビジュアルアーツ/Keyの動きとしては、テンセント・ホールディングスが100%出資する子会社となることが発表。すでに株式譲渡の契約締結合意が行われており、馬場隆博氏が社長を退任、変わって天雲玄樹(丘野塔也)氏が新社長になることが発表されています。
なお、ビジュアルアーツは2022年5月に、同社の成人向けゲーム事業を新設した「イープロダクト株式会社」へと移管済みです。
今回の日本語対応の発表がテンセント子会社化によるものかどうかは定かではありませんが、日本人ユーザーにとって嬉しいものであることには変わりありません。Keyの今後の活躍にも期待しつつ、旧作の日本語対応開始を期待しておきましょう。