ライアットゲームズの『VALORANT』eスポーツ責任者Leo Faria氏は、2023年の活動の振り返りと2024年の展望を発表。eスポーツ関連スキンの売り上げや、今後行われる国際大会の一部が明かされたほか、気になるチームスキンの販売について語りました。
◆キックオフトーナメントは2月17日より開幕!
まず、2024年のVALORANT Champions Tour(VCT)は2月から始動。Americas・EMEA・Pacificに加え、2024年に新設されるChinaの4つの地域ごとにキックオフトーナメントが行われます。日本のZETA DIVISION・DetonatioN FocusMe(DFM)が出場するPacific地域では、2月17日(土)に開幕します。
これらのキックオフトーナメントで勝ち上がった計8チームがスペイン・マドリードで開催される「Masters Madrid」に出場。こちらは3月8日~24日まで行われます。
また、既報の通り2023年はChallengers Leagueが早く終わりすぎたとし、2024年は年間を通じて開催されるように変更されます。これに加え、VCT(インターナショナルリーグ)に関して、2025年以降ステージ(リーグ期間)と国際大会を適切な間隔を空けて回されるようになるとのこと(2024年はChina地域の準備期間の関係で同様のスケジュールで行われる)。
◆遂にチームスキンが登場
また、所有権よりもパートナーシップを重視すること、そして量よりも質を重視することの2軸によって『VALORANT』競技シーンエコシステムが成り立っているとし、ZETA DIVISIONの新ロースター発表を例に挙げつつ、チームが成果をあげる環境が整ってきたことを強調しています。
2023年はLOCK//INバンドルで1,000万ドル以上を、Championsバンドルでは2,200万ドル以上をチームに分配したとのこと。全体では3,300万ドル以上がチームに分配されただけでなく、ライアットゲームズからの基本報酬と追加インセンティブ報酬によって各チームがeスポーツに投資し続けることが可能となりました。
また、これらのうち1200万ドル(約17億4,600万円)が選手・コーチらへ分配されたとのこと。大会賞金についても450万ドルのうち300万ドル(4億3,644万円)以上が選手・コーチらへ与えられました。
また、全インターナショナルリーグチームの「VCTチームバンドル」の販売も。2月のキックオフトーナメント開催と共に開始し、リーグ期間中まで継続されます。
2024年にはChina地域の本格参入や大会形式の変更により、より新しい競技シーンがみられるようです。