トレーディングカード「マジック:ザ・ギャザリング」のサイン付きレアカード「ブラックロータス」が54万ドルで落札されたことをお伝えしましたが、それから約1週間経った現在、さらに高い値段の取引が発生しました。
お値段なんと61万5,000ドル!
「ブラックロータス」は、印刷枚数が約1,100枚と希少なことで有名なカードで、多くの対戦で禁止されるほど強力な効果を持っています。その上アーティストのサインが入っているとなると、さらに希少性が増します。前回お伝えした落札でも54万ドル(およそ7,000万円)の取引でしたが、今回はそれを大幅に上回りました。
Heritage Auctionで出品されたこの取引は、61万5,000ドル(およそ8,000万円)と超高額の取引に。この取引の驚くべきところは、前回のものよりもカードの状態が悪い「ミント8.5」であるのにもかかわらず、およそ1,000万円近く高い値が付けられたことです。
このようなことが起きた理由は、サインが付けられた場所にあります。サインはマナのデザインなどで知られるアーティスト、故・クリストファー・ラッシュ氏のものが付けられています。前回のカードのサインは実はカードのケースに書かれていたものでしたが、今回はカードに直接サインが書かれています。
さらに、カードのアーティストのみ配られるホワイトバック(背面が白いカード)というさらに希少なものだったため、さらに高い値段が付けられたというわけです。
1億円2千万円近くでオーナーに取引を申請できる
すでに落札済みの本商品ですが、Heritage Auctionのページからは現在のオーナーに92万2,500ドル以上で取引を持ちかけることが可能です。日本円に直すと約1億2千万円以上というとんでもないレベルのお金ですが、それほど希少なカードであるということではないでしょうか。