『VALORANT(ヴァロラント)』プロチームと賭博関連企業のスポンサーシップ締結が許可されたとの報道に対し、ライアットゲームズは今のところその事実はないとを表明しています。
事の発端は『VALORANT』プロチームに対するポリシーが変更され、これまで禁じられていた賭博関連企業との提携が可能になったとの報道。ライアットゲームズは、同社が手掛ける『League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)』や『VALORANT』のプロeスポーツチームに対して、提携してはいけない企業についてのポリシーを定めています。そこには賭博だけでなく、アルコールやたばこ、ファンタジーeスポーツ(実在の選手を題材にした仮想ゲーム)関連企業などが含まれています。
この報道を受けコミュニティの一部は反発。『VALORANT』のプレイヤーが若年層で構成されていることや、競技の公平性を保てなくなると懸念されていました。
ところが、ライアットゲームズは海外メディアに対して「チームのスポンサーカテゴリーに関するポリシーに変更はありませんが、我々は世界的なeスポーツエコシステムの成長をサポートし、安全安心かつ有意義な体験を提供する機会を検討し続けています」と回答し、この報道を否定しています。
The Guardが全従業員を解雇したとの報道や、Faze Clanが従業員の20%をレイオフするなど、一部のeスポーツチームは良いとは言えない経営状況が続いています。ポリシーの変更によって、より多くの企業からの援助を受けることができれば(勢いのある分野であればなおさら)一部のチームにとってはプラスに働くことは間違いありません。
しかし、ストリーマーの配信で行われる試合の賭けによる悪質な荒らし行為など現状をみるとコミュニティの反発は避けられないでしょう。
念のためお伝えすると、日本国内では認められた賭博以外は法律で禁じられています。