ライアットゲームズが手掛ける人気タクティカルシューター『VALORANT』の最新アップデート5.01が7月13日(水)に配信されました。アップデートには、フェニックスやヨルなどエージェントの調整を含みますが、中でもイニシエーター「KAY/O」が強化されたと話題を呼んでいます。
アップデート5.01でKAY/Oに施された調整は以下の通り。
フラグ/メント(C)
効果範囲の直径を短縮:10m >>> 8m
射線が通っていなくてもダメージが適用されるようにヌル/コマンド(X)
ダウン状態になったKAY/Oを復活させる際のチャンネル音声をすべて聞けるのは味方のみに
アビリティー「フラグ/メント」は、効果範囲の中心が見えていない範囲にはダメージが入らない仕様が撤廃されました。これによって壁越しの相手・アビリティーに対してダメージを入れられるようになりました。これを活用し、センチネル「キルジョイ」のアルティメットアビリティー「ロックダウン」が破壊しやすいと話題を呼んでいます。
特にロックダウンの位置がシビアで、壁ギリギリに設置することの多いマップ「アセント」ではその効果が大きく、Aメインのアルティメットオーブ付近でよく目にするロックダウンや、Bメインのアルティメットオーブがあるオブジェクト付近に設置されたロックダウンを破壊しやすくなっています。
これまでも位置を合わせて投擲(いわゆる空爆)することで破壊することができましたが、そのような場所を覚えなくてもミニマップで位置を確認して投げるだけで簡単にできるようになったのがポイントです。
また、アセントではKAY/Oがよくピックされるマップでもあります。競技シーンの統計を公開しているSpike.GGによると、現在開催中の国際大会「VALORANT Champions Tour 2022 Stage 2 Masters Copenhagen」ではアセントでのKAY/O採用率は100%。一方のキルジョイも66.7%と、センチネル枠がチェンバーに奪われている今のメタを考慮すると高い数値です。
今回の強化に関わらず、アビリティーを主体とした駆け引きがある『VALORANT』というタイトルにおいて、そのアビリティー自体を封じてしまうアビリティーを持つKAY/Oは強力な存在です。それだけでなく、良い位置で発動させればプロプレイヤーでも避けるのが難しいフラッシュアビリティーまで持っています。
今回の調整により、情報を取って敵を封じ込めるイニシエーター的な役回りと、リテイクやエントリーのきっかけを作るアタッカー的な側面に加え、更にキルジョイのロックダウンまで壊してしまうなんでも屋さんぶりが強化されたと言えるでしょう。
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