『レインボーシックス シージ』APACリーグ“ステージ2”のスケジュール発表されるも、浮上する疑問と不満

ステージ2は6月15日から開幕。兎にも角にも、世界で戦う日本チームを応援しよう。

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『レインボーシックス シージ』APACリーグ“ステージ2”のスケジュール発表されるも、浮上する疑問と不満

ユービーアイソフトは、『レインボーシックス シージ』のAPACリーグ ステージ2のスケジュールを公開しました。同時にプレイオフを開催しない旨を発表。これにより、いくつかの問題が浮上しているようです。

プレイオフは「なし」

まず、APACリーグはプレイオフを開催しないことで決定。これまでは、APACはNorth・South、2つのディビジョン(地域)でリーグを行い、それぞれを勝ち上がった4チーム、計8チームがプレイオフで戦い、勝ち上がった上位4チームが世界大会「Major」への出場権を手に入れていました。

それがステージ2では、プレイオフを開催せず、それぞれのリーグ上位2チームが自動的に「Major」への出場権を得られることになりました。BO1(1マップで勝敗を決める)シングルラウンドロビン(総当たり1試合)で行われるリーグのみによって、世界大会への出場枠を争うことになるのです。

プレイオフを開催しない意図としては、広大なAPAC地域の距離によるPingの問題を受けたものであり、ステージ1のプレイオフでは高いPingで、選手たちが快適にプレイできないという問題が起こっていました。

他リージョンとのグローバルポイント格差

プレイオフを開催しないことによる問題がグローバルポイント。これは、年に一度行われる『レインボーシックス シージ』競技シーン最大の大会「Six Invitational」への出場をかけたポイントレースです。

ステージ1では、APAC North・South両ディビジョンが入り乱れて行うプレイオフ上位5チームそれぞれが225ポイントを得られていましたが、これが変化して以下の通りとなりました。

各ディビジョンが得るグローバルポイント
1位: 215ポイント、Six Major出場権
2位: 215ポイント、Six Major出場権
3位: 205ポイント
4位: 145ポイント

なお、2つのディビジョンに分かれている地域はAPACだけとはいえ、他リージョンではステージ1のAPACリーグと同様、プレイオフを勝ち上がった上位5チームが225ポイントを得られることを考えると、格差があることは事実です。

とにかく日本チームを応援しよう

いくつかの問題はあるとはいえ、APACリーグステージ2は以下の日程で行われることが決定しています。APAC Northには日本チーム、CYCLOPS athlete gaming(CAG)FnaticFAV GamingREJECTが出場。世界大会「Major」への切符を手に入れられるか、惜しみない応援を送りましょう。

APAC North
Playday 1: 6月15日 (水)
Playday 2: 6月22日 (水)
Playday 3: 6月29日 (水)
Playday 4: 7月6日 (水)
Playday 5: 7月13日 (水)
Playday 6: 7月20日 (水)
Playday 7: 7月27日 (水)

APAC South
Playday 1: 6月16日 (木)
Playday 2: 6月23日 (木)
Playday 3: 6月30日 (木)
Playday 4: 7月7日 (木)
Playday 5: 7月14日 (木)
Playday 6: 7月21日 (木)
Playday 7: 7月28日 (木)

配信は、レインボーシックス公式チャンネルTwitchYouTubeにて行われます。

《Okano》
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「最高の妥協点で会おう」 Okano

東京在住ゲームメディアライター。プレイレポート・レビュー・コラム・イベント取材・インタビューなどを中心に、コンソールゲーム・PCゲーム・eスポーツについて書きます。好きなモノは『MGS2』と『BF3』と「Official髭男dism」。嫌いなものは湿気とマッチングアプリ。

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