Valveは『Dota 2』の問題あるプレイヤーに対して永久BANを科しており、その際にギフトラップされたアイテム配布という形をとっていることが話題になっています。
優良プレイヤーには「Frostivus Gift」、問題プレイヤーには「King KringleのBANハンマー」
ValveのMOBA『Dota 2』においてFrostivus 2023アップデートが実施されました。同アップデートの一部として違反行為をしていない“良い子リストに載っている”プレイヤーを対象として無料の「Frostivus Gift」が配布されましたが、何らかの違反行為をした“悪い子リストに載っている”プレイヤーには「King KringleのBANハンマー」が振り下ろされるとされています。アップデートの告知ページでは“石炭味のデザート”ともされているこの処置は永続的なBANであるということです。
なおこの違反行為については9月に9万ものアカウントが取り締まられていたスマーフ行為であるとされていますが、その他の不正行為によって行動スコアが低下している場合も含むとされています。
プレゼントを受け取る瞬間を配信していた元プロは復帰を懇願
この処置に関して話題となっているのが『Dota 2』の元プロプレイヤーであるmasonことMason Venne氏です。同氏はTwitchにて配信中に「Frostivus Gift」を開封。ギフトラップされていたそれが“石炭味のデザート”こと「HIGHLY TOXIC LUMP OF COAL」だと確認する瞬間が映され、その際に同氏が永久BANされたことに戸惑う様子まで映像として残ることとなっています。
同氏はredditにて長文を投稿し、本件についての説明。それによるとBANの原因として約1カ月前に行動スコアをブーストする不正なツールを購入して使用したことを認めました。一方で同氏はそのツールを行動スコアを2,000以上得る前にやめたということと、それ以外にはスマーフを含めた不正行為を13年間もしてこなかったと主張し、セカンドチャンスを与えて欲しいと懇願しています。残念ながら、同投稿の返信欄には同氏に同情的なコメントはほぼ見当たらないという状況です。