カスタムPCの楽しさは“オーダーメイドのPCを組める”こと!インテル×マザボメーカークロストークセッション【イベントレポート】

10月22日(日)東京・秋葉原にて行われたインテルとマザーボードメーカーによるクロストークセッションの模様をお届けします。

Intel Inside キャンペーン
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10月22日(日)東京・秋葉原にて、第14世代インテル® Core™ プロセッサーの発売に合わせた大抽選会&プチステージイベントが実施されました。

このイベントは対象店舗でインテル® Core™ プロセッサー(第13世代/第14世代)の購入や一定の金額の買い物で豪華景品が当たる抽選と、マザーボードメーカーによるステージイベントが行われました。

本稿ではその中で行われた、インテル株式会社 第二技術本部 部長 安生健一朗氏と、マザーボードメーカーの4名(原口氏(ASRock)市川氏(ASUS)渡辺氏(GIGABYTE)豊田氏(MSI)で行われたクロストークセッションの模様をお届けします。

◆更に進化した第14世代インテル® Core™ プロセッサー

まずおさらいとして、第12世代で導入されたPerformance-cores(P-core)とEfficient-cores(E-core)の2つを振り分けるインテル® スレッド・ディレクターの評判が良いとのこと。「ベンチマークだけではなく、ユーザーが使って良いと思えるかどうか」で差が生まれてくると話します。そんな中、満を持して発売されたのが第14世代インテル® Core™ プロセッサーです。

今回特に強調したいのは、いわゆるスペシャルエディションでなくともインテル® Core™ i9-14900Kプロセッサーは6GHzで動作するほか、今回の“イチオシ”であるインテル® Core™ i7-14700Kプロセッサーは前世代を比較してE-coreが4つ追加。「i7を選ぶ理由」になり得るようです。

Intel® Application Optimizationの対応ソフトではリソース使用の最適化が行われます。前述のインテル® スレッド・ディレクターで稀にソフトウェア側の指定によって最適なバランスに落ち着かないケースに対し、リソースを強制的に振り分けるというもの。現在は『レインボーシックス シージ』と『METRO EXODUS(メトロ エクソダス)』の2本に対応しており、今後タイトルは増えていきます。

また、ほとんどのマザーボードメーカーが展開する製品で、高速化や応答性と信頼性が向上したWi-Fi 7も活用できます。

インテル® Core™ i9 プロセッサー 14900Kと競合CPUとの比較グラフも公開され「他社と比較して良いものもあれば悪いものもある」と赤裸々に明かしつつ、重要なのは99パーセンタイル、つまりPCフレームレートが落ち込んだときのストレスなどを低減する取り組みを行っていると話しました。

ハイブリッド・アーキテクチャーの魅力はなんといってもマルチタスクにあり、ゲーム配信でもその恩恵を受けることができます。配信するユーザーはゲーム画質のクオリティを上げることが求められ、ゲーム性能をフルに発揮しつつしっかり配信を実施することが可能とのこと。

第14世代全体のポイントとしては、前述のインテル® Core™ i7-14700Kプロセッサーに4つのE-coreが追加されたほか、L3キャッシュの増加、これまで128GBだった最大のメモリキャパシティが192GBまで増加していることが挙げられます。

◆「インテル PC マイスター」Topからカスタム PC初心者へ向けたメッセージ

そのほか「インテル PC マイスター」カリキュラムの紹介も行われました。こちらはPCパーツの構成を理解し、パーツ選定や組み立て、トラブル解決などの知識を持った者をTopから初級までの4段階で認定するというもの。

イベントではこのTopに認定されたマザーボードメーカーの原口氏(ASRock)、市川氏(ASUS)、渡辺氏(GIGABYTE)、豊田氏(MSI)を交えたカスタム PCに関するトークセッションが行われました。

カスタム PCについて豊田氏は「仕事含め4万台以上組んでいるが、組み立てるだけで楽しいし、電源スイッチを押した瞬間の興奮を味わっていただきたい」と語ったほか、渡辺氏は「スペックのためだけでなく、見た目にこだわることができる」と性能以外の面での楽しさを強調。

そんななかでインテル® Arc™ グラフィックスも選択肢の一つであり、選択肢があること自体に意義があると安生氏は語ります。

インテルではトップクリエイター応援企画も実施しており、36名のクリエイターにPCを提供してもらうというもの。ワークショップやフェス公演などがあり、このなかの3分の1ほどはカスタム PCを作って使って貰っているとのこと。

最後にカスタムPCに挑戦したいというユーザーへ向けて、渡辺氏「高いものでなくても、見た目や安さを選ぶのもひとつの選択肢であり、どんなもので組んでみる楽しい」と、豊田氏は「初心者の方は壊してしまう心配もあるかもしれないが、恐れずに挑戦して欲しい。メーカーもサポートを充実させているし、個人のニーズに合わせて自由に組んで欲しい」と、市川氏は「格好良さでも予算でも、気になったところから触れて欲しい。一発で起動しなくても調べたり検索したりすることも醍醐味のひとつ」と語りました。

原口氏から「わからないことがあったら、Xで上級者がこぞって鬼のようにリプライをくれるのでたぶん大丈夫」と語り、「オーダーメイドのPCを組めることや、チューニングによって世界で一番早いPCを作ることが自分でできることも楽しみのひとつ」と、より深いところまで来てくれると嬉しいと顔をほころばせました。

最後に安生氏は「カスタム PCは唯一無二の相棒であり「こいつがいるからできるんだ!」という友達を見つけて欲しい」と語り、イベントを締めくくりました。

《Okano》
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東京在住ゲームメディアライター。プレイレポート・レビュー・コラム・イベント取材・インタビューなどを中心に、コンソールゲーム・PCゲーム・eスポーツについて書きます。好きなモノは『MGS2』と『BF3』と「Official髭男dism」。嫌いなものは湿気とマッチングアプリ。

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