9月6日から行われている「Apex Legends Global Series(ALGS)」の年間王者を決める戦い「ALGS Year3 Championship」が、9月11日未明に終了。優勝したのは北米の「TSM」です(ImperialHal・Reps・ Verhulst)。現在のALGS設立から数えて、今年のSplit 1 Playoffs以来、2度目の優勝です。
◆4試合目で決勝が終わるところだった
「ALGS Year3 Championship」Finalでは、Bracket Stageを勝ち抜いた20チームが出場。日本が属するAPAC NORTHからは、PULVEREXやENTER FORCE.36、REALIZEが進出。残念ながらFNATICやRiddle、AREA310など他チームは敗退。また、前大会で優勝したDarkZero EsportsはまさかのLosersで姿を消しています。
試合での順位と撃破数に応じてポイントを獲得し、累計50ポイントを超えた以降の試合でチャンピオンを獲得することで優勝が決まるマッチポイント形式で行われた決勝戦。3試合目にてOpTic Gamingが早々にマッチポイントを獲得し、次の4試合目ではNRGと残り2部隊まで残ります。「まさかの4試合目で優勝が決まってしまうのか」と思わせますが、NRGがギリギリ勝利。決勝はまだ終わりません。
その後、中国・DreamFireが圧倒的なファイト力でマッチポイントを点灯させるも、事態が一変したのは6試合目、NA・TSMがチャンピオンが、6・7試合目でチャンピオンを獲得しマッチポイント形式点灯。更にその後8試合目でもチャンピオンを獲得。5試合目までたった15ポイント(Winnersアドバンテージポイントを除く)しか獲得していなかったにも関わらず、怒濤の巻き返しで見事な優勝を収めました。最終順位は以下の通り。
◆平岩康佑が魅せた“語り”がカッコよすぎた
また、Finalの初戦で行われる際に、実況の平岩康佑さんが述べた“口上”にも注目が集まっています。Year 3の締めくくりである今大会の始まりを熱く盛り上げました。
今シーズン最後の一戦です。まもなく降下が始まります。
世界大会が、最後の一戦が、今シーズンの締めくくりが、いよいよ始まります。周りの友達より上手かった、Apexが人より好きだった、そんな想いから始まった長い旅。
2人の仲間に出会い、海外まで足を運ぶファンに出会い、世界中のライバル達と出会う中で、いつしか旅の目標は「『Apex Legends』で世界一になる」という強い願いへと変わりました。
だからこそ唐突な旅の終わりに、人目憚らず涙し、最終試合で繋いだ明日に飛び上がって歓喜します。全ての選手は、この旅の終わりに、何を見るのか。
最終戦Championship、開幕。
Year 4は今年の秋からスタートします。Year 3ではTSMやDarkZero Esportsなどの台頭が見られましたが、来年はどんな一年になるのでしょうか。