Steelcaseは6月21日、日本国内にてPC作業に適したオフィスチェア「Karman」を今夏より販売開始します。
Game*Spark編集部ではこの度、Steelcaseのショールームにて実際の座り心地を体験。「Karman」以外のチェアも含めたプレゼンレポートをお届けします。
Steelcaseとは?
Steelcaseは、アメリカ・ミシガン州グランドラピッズで誕生したオフィス家具メーカーです。100年以上の歴史をもっており、年間売上高は37億ドルで、世界市場でNo.1のメーカーです。
最近までビジネス向けの商品のみを展開していましたが、コロナ禍を機に一般向け販売も開始。日本では現在オフィスチェアを中心に展開しています。
e-Sportsシーンへのアプローチも強く、シンガポールの『Dota 2』チーム・Team SMGとコラボしたチェアを発売。日本でも『LoL』の日本リーグ「LJL 2023」の公式サプライヤーやEVO Japan 2023の公式チェア、Dreamhack Japan 2023内の『R6S』イベントでスポンサーを務めるなど活動の幅を広げています。
柔軟性が抜群!どんなゲームにも対応できるメッシュチェア「Karman」
「Karman」の大きな特徴は、柔軟性にあります。単純に座り心地の良い素材や工夫が施されているという点だけでなく、コントローラー、キーボード、アーケードコントローラーなど様々なゲームに対応できる仕組みが備わっていることが大きな魅力です。
本製品のメッシュ素材は、「Intermix」という特許取得技術を採用しています。人間工学に基づいた織物製法により、座面と背もたれの体重を均等に分散します。体の動きによってたわむようにもなっているので、身体のラインにフィットします。カラーも複数用意されており、購入の際に選択できます。
見る角度によっても色が変わるのも特徴で、例えばこのパープルカラーは角度によって紫と赤色が変化します。
実際に座ってみたところ、まるで包み込まれるような座り心地に驚きました。柔軟にしなる流線型フレームや身体を左右にずらしても背中や背骨の形にフィットしてくれる技術「ライブバック」、体重に合わせて自動調整される反力によって全くといっていいほどストレスを感じませんでした。
リクライニングの調節は、たったひとつのダイヤルを回すだけで簡単に段階を調節できます。複雑な操作になりがちなものもありますが、手元を見なくてもかなり操作しやすいのは好印象です。
ゲーマーはコントローラー、キーボード&マウス、アーケードコントローラーなど様々な操作でゲームをプレイするもの。すると必然的に手や肘の置き方が変わってきます。しかし本製品に搭載された「4Dアーム」をもってすれば上下前後左右に首振りで動かすことができるので、様々な姿勢に対応できるのです。
頑丈ながら軽量であることも特徴で、重量はわずか13kg。組み立てや持ち運びが楽であることに加え、運搬時の負担も少なく、サステナビリティにも配慮されています。
他のラインナップも豊富!お手頃のものから技術を結集したフラッグシップモデルまで
Karman以外にも、多数のチェアラインナップが存在します。「Series 1」は比較的安価なモデルながら、4Dアームや体重感知機構、ライブバックといったKarmanにも搭載されている技術が搭載されています。座り心地はKarmanと比べると硬さがあり多少は劣りますが、コストパフォーマンスを考えればかなり満足できるものとなっているでしょう。
ヘッドレスト付きやアームレス、アルミベースやコートハンガー付きなど多様なタイプが用意されているので、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができるのもポイントです。
フラッグシップモデルとなる「Gesture」は、Steelcaseの技術が結集されたチェアとなります。世界6大陸・2,000人もの人々の仕事中の姿勢を研究調査して得られた様々な姿勢に対応すべく、非常に多彩な環境に対応できるものとなっています。
Karmanでも見られたような快適な座り心地に加えて、ヘッドレストも垂直方向や前方に動かすことができ、90°の回転も行えます。リラックスしたいときと仕事のときの使い分けができそうです。
アームは360°自由に動かすことができるようになっています。裏側に付いたツマミを押しながら動かすことで簡単に動かせるので、煩わしいところがないのも嬉しいポイントです。
「Karman」については、後日試用した詳細な紹介記事を掲載予定。PCゲーマーには特に欠かせないチェア選びにお困りの方は、ぜひチェックしてみてください。
他にもあらゆるシーンで活躍できるシンプルな「Think」や、卓越した調節機能を備える「Leap」など様々なラインナップが用意されています。詳しくは、Steelcase公式ストアをご覧ください。