気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Catobyte開発、PC/Mac/Linux向けに5月17日に正式リリースされたウサギの衣装を着た男たちが命をかけるマルチバカゲー『Super Bunny Man』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、ウサギのコスチュームを着た男たちが、数々のトラップを乗り越えてゴールを目指す、物理演算マルチプレイアクション。プレイヤーは最大2人でストーリーモードに挑戦し、50のレベルクリアを目指します。その他、にんじんをゴールに運んだり、タイムアタックにチャレンジしたりと楽しみ方は様々。日本語にも対応済みです。
『Super Bunny Man』は、1,750円(6月30日までは25%オフの1,312)で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
Catobyteニュージーランド出身のインディーゲーム開発者デュオ、Catobyteです。本作を開発しました。私たちが子供の頃に好きだったゲームは、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』『テトリス』『どうぶつの森』ですね。
――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?
Catobyte本作のユニークで面白いところは、2Dアクション風の世界での型破りな物理ベースの動きですね。本作では、キャラクターをコントロールすることが最大の難関となるのです。プレイヤーは転がったり、ジャンプしたり、つかんだりすることでしか移動できないので、ステージをクリアするためには自分なりのテクニックを発見する必要があるのです。そのため、それぞれのプレイヤーに面白くてユニークな状況や物語がたくさん生まれるのです。
――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?
Catobyte本作の初代はモバイル向けに作られ、これは90年代の2Dアクションゲームにインスパイアされていました。オリジナル版の開発者がそのプロジェクトを別の開発者に紹介したところ、もう一人の開発者がPCを使って2人プレイしたいと言い出したのです。あまりに面白かったので、元のゲームを拡張して、サイドプロジェクトとしてSteamで出すことに決めました。
――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。
Catobyte本プロジェクトの完成には6年を要しましたので、私たちにとってこれが最も印象的なエピソードでしたよ!
――早期アクセス開始後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。
Catobyteこれが子供の頃に好きだったゲームだと言ってくれたプレイヤーもいました。私たちにも子供の頃に好きだったゲームというものがありますから、私たちのゲームが誰かの子供の頃の思い出になるなんてシュールですよね。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
Catobyteはい。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Catobyte本作をプレイしていただきありがとうございます。たくさんの日本人プレイヤーが私たちのゲームを愛してくれていることをとても嬉しく思います。開発の初期段階は日本語に対応していなかったにもかかわらず、たくさんの日本のプレイヤーたちが応援してくれていました。ゲームが大規模になる前から、日本のプレイヤーから多くのサポートやフィードバックをもらえるのは心温まることでした。これからも、本作が皆さんの記憶に残るゲームになるように頑張っていきます。応援ありがとうございました。
そうそう、今年は京都で開催されるBitSummitにも参加する予定です。日本に行くのがとても楽しみです。もし行く方がいらっしゃいましたら、現地で会えるかもしれないですね。
――ありがとうございました。
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に700を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。