大手PCゲーム配信プラットフォーム・Steamを運営するValveが、「CS2」という商標を出願していることがわかりました。
Valveが米国特許出願庁に商標を出願
これは、米国特許商標庁に掲載された情報から明らかになったものです。情報ではValveがビデオゲームに関する分野で、2023年3月14日付で商標を出願していることがわかります。「CS2」とだけ書かれたこの商標ですが、これはしばらくリリースされていない『Counter-Strike』の新作に関わるものかもしれません。
「CS2」の噂はこれまで何度か報道されている
Source Engineの後継となるSource 2を使った『CS』新作、もしくは『CS:GO』新バージョンの存在は、3月の初めころから報じられています。初めはNVIDIAのゲームドライバー内に存在する「Counter-strike 2」というプロファイルおよび“csgos2.exe”と“cs2.exe”なる実行ファイルが含まれていることが判明し話題を呼びました。
上記報道の数日後、さらに海外ジャーナリストが『Counter-Strike 2』なるゲームが存在することを明かしました。『CS2』はSource 2を採用したことにより最適化やグラフィックスの向上が行われているほか、マッチメイキングシステムの改善やサーバーティックレートが128Hzになることなど様々な詳細が記されていました。
この報道時点ではValve本社で極秘テストプレイが実施中で、今年4月にベータ版がリリースされるとも述べられていました。そのため、今回の商標出願はこれらの報道を裏付けるものになっているかもしれないのです。
確定情報でないことには注意が必要
ただし、依然として公式発表でも、確定した情報でもないことには注意が必要です。これまでの報道による注目を受けたValveが、無関係な第三者からの防衛のために特許を取っただけという可能性も否定しきれず、本当にプロジェクトが動いているかはわかりません。
とはいえ、『CS:GO』のリリースから10年以上が経過している現在、新たな『Counter-Strike』が出るかもしれない、というニュースは注目を集めそうです。