パソコンでゲームを探す際、PCゲーム販売サイトのSteamを利用する人は多いでしょう。気になるタイトルや新作ゲームを調べるとき、Steamの検索ページにてキーワードやタグを入力して調べる場合もあると思いますが、その検索であなたのお目当てのゲームが選出されなくなっているかもしれません。
Steamでは現在、5万本以上のゲームが配信されており、膨大な数のカタログからゲームを探し出す必要があります。ゲームタイトルが分かっていれば、直接入力するだけで簡単に見つけられますが、キーワードのみで見つけ出すのは一苦労。ここ最近では、タグ、ジャンル、カテゴリー、テーマ別の閲覧ページへの大幅なアップデートを実施したり、セール期間中に人気のあるゲームを閲覧・発見しやすくするためにテーマに特化したページを導入するなど、ユーザーがゲームを探しやすくなる環境も実装されてきました。
そんな中、11月の上旬に実施されたアップデートでは、100か国語以上の言語でのゲーム検索機能が登場。世界各国の3,000万人以上が利用するSteamにおいて、適切なゲームを見つけるための言語設定が強化されました。これにより、使用言語による検索と絞り込みがしやすくなりましたが、一方で一部のユーザーにとっては“ありがた迷惑な機能”もその近辺で追加されてしまったのです。
一体何事かといえば、そのタイミングに前後して、検索がSteamアカウントの言語オプションを自動で設定するようになりました。一例をあげると、日本からのアクセスの場合、言語オプションの第一言語はデフォルトで日本語に設定されています。すると、検索ページのフィルター欄にある「言語で絞り込む」の日本語にもデフォルトでチェックマークが入ります。この状態だと日本語に対応しているゲームのみが一覧に表示されており、日本語に非対応のゲームは見つけることができません。「英語ぐらいなら大抵遊べる」なんて古くからのSteamユーザーや、公式対応はしてなくても日本語Modがあるゲームなら遊べる、なんてユーザーにはなかなか困った事態です。
しかし、対処方法はとても簡単。検索フィルターの日本語から都度チェックを外すか、お目当てのゲームが対応している言語にチェックを入れるだけです。また、この新機能は第二言語も見ているため、言語オプションで第二言語を設定すれば、日本語とその言語を含む対象作品をピックアップしてくれます。
最近「新着ゲームが少ないな…」と思った方はこれを機に一度フィルターや言語オプションを見直してみてはいかがでしょうか。もちろんSteamは登場以降多くのアップデートを繰り返しています。この仕様もいずれより適切な形に修正されるかもしれません。