読売新聞は、茨城県警察常総署が茨城県つくばみらい市のゲームセンター店員2名に対し11月14日に感謝状を贈ったことを報じました。
「ゲームセンター店員がなぜ感謝状?」と思う方もいるかも知れませんが、これにはゲームセンターを舞台にした大事件を未然に防いだ活躍が裏にあるようです。11月8日に発生し、あわや大惨事になりかけたその問題の原因は…なんと高齢者同士による、ゲーム機をどちらが先に使うかの諍い。口論になった高齢者の一方はついにはナイフを持ち出す自体になったそうです。そこへすかさず、さらなるエスカレートを防いだのが今回表彰された店員たちです。感謝状は危険を顧みず持ち出したナイフを取り上げた、その功績をたたえたものでした。なお、原因となった80歳代男性は銃刀法違反容疑で現行犯逮捕されています。
近年ゲームセンターは、メダルゲーム機などを中心に高齢者らの憩いの場とされることも度々報じられています。今回のような事件はレアケースでしょうが、対戦ゲームを好む、より「ゲーマー」な世代も高齢化していく中で、今後類似の事件が発生しエスカレートしないために、皆がついカッとならずにクールダウンを心がけていくことは大切なのかも知れません。
※ UPDATE(2022/11/21 4:50):記事見出しを修正しました。コメント欄でのご指摘などありがとうございます。