2016年5月24日の発売から約6年4ヶ月の歳月を経た『オーバーウォッチ』が、2022年10月4日に、『オーバーウォッチ2』への移行準備のため、そのサーバーを停止しました。『オーバーウォッチ2』では、従来の6v6から5v5の対戦へ変更されるほか、新たなヒーロー・マップ・ゲームモードが追加されます。そして、基本プレイは無料となり、誰でも手軽にヒーローになることができるのです。
『オーバーウォッチ』公式ツイッターアカウントでは、ハッシュタグ「#OW2で会いましょう」で、思い出やクリップを募っており、インフルエンサーからゲーム開発者、著名漫画家まで、多くのプレイヤーが思い出を綴っています。
「FAIRY TAIL(フェアリーテイル)」などを手掛け、ゲーマーとしても知られる漫画家の真島ヒロさんは、4,000時間にも上るプレイ時間で自身が最も長く遊んだゲームのひとつであり、『OW2』でもタンクとしてプレイし続ける決意表明をしています。
にじさんじ所属ライバーのラトナ・プティさんは2000年代を思わせる恋文を披露。『オーバーウォッチ』はいつもそばにいてくれる空気のような存在であり、その“愛”は本物で、6v6から5v5へと変化する『オーバーウォッチ』の決意を受け入れて前に進みたいと語っています。謎の折り方をして教室に回す手紙を思い出しました。
現在は『サイバーパンク2077』などで有名な「CD PROJEKT RED」のジャパン・ローカライズマネージャーを務めている西尾勇輝氏は、かつてスクウェア・エニックスで『オーバーウォッチ』のローカライズ・ディレクターを担当し、ヒーローに命を吹き込んできました。ヒーローたちのキャストサイン入りTシャツが現在も自宅に飾られているそうです。羨ましい!
プロゲーミングチーム「DONUTS USG」の『オーバーウォッチ』部門に所属するNico選手は、スクリムなども合わせれば10,000時間以上プレイしたと投稿しています。当時のプロ選手も、多くが他のタイトルへ移行していく中でもプレイし続けました。そして『オーバーウォッチ2』では、そのヒーローたちの帰りを待っています。
日本人には馴染み深い別れの曲「蛍の光」を、マップ内に設置されたピアノで奏でるプレイヤーも。『オーバーウォッチ』がその思い出を賛美すべきものであったことを象徴するかのようなプレイングです。
この他にも多くのプレイヤーから別れを惜しむ声が寄せられており、6年間の重みを感じさせます。しかし、ヒーローたちは6年間の思い出に別れを告げ、新しく生まれ勝った『オーバーウォッチ2』で新たな物語を紡いでいくのです。『オーバーウォッチ2』は、PC/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けに、日本時間10月5日午前4時からスタート予定です。