ソニーのゲーミングブランド「INZONE」より10月27日に、新製品のヘッドホン「INZONE H5(WH-G500)」と、ブランド初の完全分離型イヤホン「INZONE Buds(WF-G700N)」が発売されました。
本稿では、発売直後にASH WINDER Esports ARENA高田馬場店にて行われた発売記念イベントの模様をお届けします。制作に協力したプロゲーミングチーム「FNATIC」の『VALORANT』部門の選手たちも登場しました。
◆ポイントは音質、軽さ、低遅延
発表会では、FNATICのメンバー5人によるトークセッション形式で実施。まず、FPSに欠かせないヘッドホンの重要性について、チームリーダーのBoaster選手は「特に自宅でプレイする時にデバイスの重要性は感じていて、特にノイズキャンセリングが重要です。一緒に住んでいるパートナーが自分を呼ぶ声など、ゲーム以外の音が消えることで、ゲームに没頭できます。INZONE Budsもクオリティがとても高いです」と語りました。
また、無線接続時の遅延についてAlfajer選手は「遅延はほとんどないし、音のクオリティの高さが印象的です。ワイヤレスだからケーブルが絡まる煩わしさもないので便利です」と述べました。
軽さについてはDerke選手が「軽いことは長時間のプレイ時に助かるもので、重いものだと首が痛くなったりするから、それがないのでとても良いこと」と、それぞれの選手がINZONEシリーズのポイントをアピールしました。
◆FNATICとソニーの「共創」
また、FNATICとソニーの「共創」がどのように行われたかについて、最も積極的にフィードバックを行ったというChronicle選手は「僕ら選手の意見を直接伝え、それらをしっかり反映した製品になっている」と太鼓判を押しました。また、『VALORANT』だけでなく、音楽を聴いたり映像を観たりと普段の生活でも使えることが重要とのこと。
Chronicle選手はINZONE Budsを1ヶ月ほどずっと継続して使用しているそうで、彼にとって良いのはバッテリー持ちであり、カタログスペック通り12時間使うことができることがポイントとのこと。なお、ノイキャンOFF時にはイヤホン本体で12時間・ケース込みでプラス12時間、ノイキャンON時にはイヤホン本体で11時間・ケース込みでプラス11時間と、ロングバッテリーが実現しています。
共創を通じて印象に残った出来事についてBoaster選手は情熱的に製品を作っているやり取りを挙げ、1%でも改善していくためにフィードバックを取り入れて貰ったと話しました。
Leo選手は「もしプロを目指しているならこの製品をおすすめしたい」と述べ、司会のyukishiroさんも「Leoがそういうなら買うしかない」とニコニコです。
余談ですが、Master Tokyoで来日した際にはソニー本社ビルに訪れていたFNATICメンバー。勝利パフォーマンスのAiboもここがきっかけだったそう。
◆日本のファンへのメッセージも
最後に来年の抱負と日本のファンへのメッセージコメントをお届けします。
Leo:今年と同じ、またはそれ以上の成果をあげたいと思っています。Masters Tokyoではたくさんの応援をもらったので、また同じような声援を受けたいです。
Derke:来年は「3分の3」優勝したいと思います。今年は残念ながらひとつだけ逃してしまったのが心残りでした。また、Masters Tokyoでの経験は素晴らしかったので、またこの好きな街でプレイしたいです。
Boaster:2023年はブラジルと東京で優勝することができて素晴らしい年でした。どこにいっても素晴らしいサポートを受けることができて幸せです。来年は全て勝ちたいと思っていますが、まずは一勝という気持ちを大事に戦いたいです。そしてまた、絶対日本にも帰ってきてプレイしたいです。(日本語で)みんな大好き!
Chronicle:来年の目標はシンプルで、個人・チームとして成長しつつ、楽しみながらプレイすることです。日本のファンの皆さん、本当に応援ありがとうございます。みなさんからのメッセージやフィードバックは全て目を通しています。これからも応援よろしくお願いします。
Alfajer:来年も再び優勝し、強い姿を見せ続けていきたいです。日本のファンのみなさんにはいつも感謝しています。また皆さんの前でプレイできるように頑張りたいと思います。
「INZONE H5」(税込25,000円前後)と、「INZONE Buds」(税込30,000円前後)は、ともにブラック/ホワイトの2色展開で10月27日より発売中です。
取材協力:ソニーマーケティング株式会社